アクセサリー用工具の製作などを手がける
小鍛治 そうなんです。もとは私の妻の家名でして。妻は、国宝に指定されている日本刀「三日月宗近」の作者・三条宗近の子孫であり、奈良市内で現在も包丁の販売などを行っている「有限会社三條小鍛冶宗近本店」の創業家の出身なんですよ。
畑山 ものづくりを生業とする小鍛治代表が、著名な刀工の家系に生まれた奥様と出会われたというのは、運命的なものを感じますね! 小鍛冶代表はもともとアクセサリーに興味があったんですか?
小鍛治 私が中学生の頃、クロムハーツなどのシルバーアクセサリーが流行していまして。将来は「こういうものがつくれたらかっこいいだろうな」と純粋な気持ちで、私の出身地の香川県にある伝統工芸や金属工芸を学べる高校に進学したんです。卒業後は大学でさらに金属工芸について学びました。
畑山 学生時代を通して、アクセサリー製作について深く学んでこられたんですね。それからどのような経緯で現在に至るのか、より詳しくお聞きしていきましょう!