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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

24時間対応も可能! 地域密着の調剤薬局
株式会社MediTra/ルーフ調剤 荒田町薬局 代表取締役 田渕翔也

 
プロフィール 岡山県出身。病気がちな幼少期を過ごす中で、薬剤師の姿に憧れを抱くようになる。大学は薬学部に進学し、薬剤師の資格を取得。卒業後は地元には戻らず、関西の大手薬局に就職した。当初から、いずれは自身の薬局を構えることを目標に掲げ、3年間勤務。2024年6月に(株)MediTraを設立し、同年11月にルーフ調剤 荒田町薬局を開業した。LINEを使った処方せん受け付けや在宅訪問など、細やかなサービスを展開している。
 
 
 
2024年11月、神戸市兵庫区にオープンしたルーフ調剤 荒田町薬局。運営する株式会社MediTra(メディトラ)の田渕翔也代表取締役は、病気がちだった子どもの頃からあこがれていた薬剤師の道に進み、大手薬局で経験を積み独立した。24時間対応の在宅訪問やLINEを使った処方せんの受け付けなどでフル稼働する田渕社長。その心の中は患者に寄り添い、コミュニケーションを大事にしながら地域の健康に貢献したいという思いに溢れていた。
 
 
 

お年寄りが多い神戸の下町に調剤薬局を開業

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 株式会社MediTraが運営する、神戸市兵庫区のルーフ調剤 荒田町薬局さん。真新しく、隅々まで清潔な店舗ですね! 神戸電鉄湊川駅から徒歩7分というこのあたりは、どのような立地なのでしょうか。
 
田渕 当店のエリアは神戸の中でも下町でして、お年寄りが多く、すぐ近くにクリニックもあるので薬局は欠かせない存在なんですよ。現在、当店は薬剤師の私と3名のスタッフで運営しております。バタバタした毎日が続いているものの、大きなやりがいを感じていますよ。
 
濱中 近隣の皆さんも薬局ができたことで安心して暮らせますね。この薬局を構えるまでの田渕社長の歩みも気になります。
 
田渕 私は子どもの頃から体調を崩しがちで、お世話になった薬剤師さんの姿を見るうちに、「自分も病気で苦しむ人たちを助けよう」と決意したんです。やがて大学の薬学部に進学。薬剤師の資格を取り卒業後は東北の大手薬局に3年間勤務しました。就職するときから「いずれは自分で店を経営しよう」と考えていて、地元には戻らず関西で店舗を持つことを決め、適した物件を探しているうちにこの場所を紹介していただけることになったんです。そして、念願を叶え、2024年11月に当店をオープンしました。
 
濱中 将来のビジョンを明確に持ち3年で独り立ちとは、圧倒的なスピードですね。それだけで田渕社長の薬剤師というお仕事に懸ける情熱が伝わってきますよ。