お年寄りが多い神戸の下町に調剤薬局を開業
田渕 当店のエリアは神戸の中でも下町でして、お年寄りが多く、すぐ近くにクリニックもあるので薬局は欠かせない存在なんですよ。現在、当店は薬剤師の私と3名のスタッフで運営しております。バタバタした毎日が続いているものの、大きなやりがいを感じていますよ。
濱中 近隣の皆さんも薬局ができたことで安心して暮らせますね。この薬局を構えるまでの田渕社長の歩みも気になります。
田渕 私は子どもの頃から体調を崩しがちで、お世話になった薬剤師さんの姿を見るうちに、「自分も病気で苦しむ人たちを助けよう」と決意したんです。やがて大学の薬学部に進学。薬剤師の資格を取り卒業後は東北の大手薬局に3年間勤務しました。就職するときから「いずれは自分で店を経営しよう」と考えていて、地元には戻らず関西で店舗を持つことを決め、適した物件を探しているうちにこの場所を紹介していただけることになったんです。そして、念願を叶え、2024年11月に当店をオープンしました。
濱中 将来のビジョンを明確に持ち3年で独り立ちとは、圧倒的なスピードですね。それだけで田渕社長の薬剤師というお仕事に懸ける情熱が伝わってきますよ。