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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

一期一会の心で寄り添う
京都の何でも屋さん

 

一期一会に込めた、出会いを大切にする信念

 
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タージン あらためて、これまでの歩みについてもお聞きしたいと思います。田中さんは京都府ご出身だそうですね。一期一会さんを設立されるまで、どのようなお仕事をされていたんですか?
 
田中 長年、京都市バスのドライバーとして従事していたんです。京都市内の道路はほぼすべて走りましたね。
 
タージン 地元京都で長らく地域貢献されていたんですね。そこから便利屋業のお仕事をしようと思われたきっかけが気になります。
 
田中 私は両親を亡くした際、遺品整理に大変苦労しまして。同じような悩みを持つ方のお手伝いをしたいと考えていた最中、コロナ禍を機に前職を退職し、便利屋業として事業を始めたんです。その後、2024年8月に弊社を設立しました。
 
タージン ご自身が当事者として悩まれた経験が、今のお仕事に活かされているわけだ。しかし、まったく別の業種から転職されて、最初は苦労も多かったのではないですか?
 
田中 そうですね。遺品整理に関しては、量はもちろん仕分けが大変で・・・。それに、アルバムや子どもの頃の写真など、捨てられないようなお品もたくさん出てくるんです。そういったものは大事に、丁寧に保管いたします。
 
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タージン ただ家を片付けるのではなく、お客さんの心にまで親身に寄り添っていらっしゃるんですね。遺品整理をお願いした方たちも、一期一会さんに感謝していると思いますよ。
 
田中 ありがたいことに、皆さん心から感謝してくださるんです。現場ごとにそれぞれ違った出会いがあって、その一つひとつを大切にしたいと考えて仕事に臨んでいるので、私の気持ちがお客様にも伝わっていると思うと嬉しいです。
 
タージン 仕事が忙しかったり、遠くに住んでいたり、心の整理がつかなかったりして、遺品整理に時間を割けないご家族も多いでしょうから、一期一会さんの真心のこもったサービスを多くの方が必要としていることでしょう。「一期一会」という社名からも、田中さんが人との出会いを大切にされていることがうかがえます。
 
田中 ありがとうございます。私は一人ひとりとのご縁を重んじ、遺品整理を通じて、お客様にとって新しい前向きなスタートを切るためのきっかけを提供したいと考えているんです。