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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

楽しく暮らせる施設
障がい者の自由を大切に

 
 
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石黒 そうしたたくさんの経験が現在のグループホームに詰まっているんですね。Licoさんならではの特徴が気になります。
 
北川 一つ挙げるとしたら、クラブ活動でしょうか。一般的にグループホームでは余暇支援といって、お休みの自由な時間のお手伝いをします。普通はお誕生日会を開いたり、近所を少し散歩したりするぐらいだと思いますね。でも、障がいのある方もいろんな場所へ行きたいし、もっと楽しみたいでしょうから、お出かけ部や外食部、音楽部、運動部などをつくりました。入居者様がそれぞれ興味のあるクラブに入り、スタッフと一緒になって楽しんでもらっています。川辺でバーベキューをした時は、ライフジャケットを着て浅瀬でわざと流されて遊んでいる人もいましたよ(笑)。
 
石黒 確かに、普通だったら安全を優先して避けてしまうかもしれません。
 
北川 ええ。安全に配慮するのは当然ですが、あまり自由の幅を狭めたくありませんから、ちょっと難しそうなことでも、実現できる方法を何とか考えるようにしています。
 
石黒 入居者様にとっても嬉しい限りだと思います。今後の目標をお聞かせください。
 
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北川 当施設は夕方から翌朝までの支援が中心です。でも、グループホームにはいろんな種類があり、もう少し重い障がいのある方や高齢の方が入れたり、日中も支援したりしている所もあります。うちの入居者様も次第に高齢化し、すでに平均年齢が50代になっているので、これからいくつになっても、亡くなるその日まで安心して暮らせるようなグループホームにしていきたいなと考えています。
 
石黒 年齢が上がると難しい部分も出てくるのでしょうか?
 
北川 65歳以上になると老人ホームに入るという選択があります。ただ、障がいのある方の場合は、施設側の受け入れが難しい、あるいは、ご本人の経済的な事情で入所できないことが多いんです。また、高齢になれば当然、親御さんが先に亡くなって一人になってしまうことも想定しなければいけません。なので、私たちが老人ホームよりも負担が軽く、しかも、看護師がいて健康面でも安心できるグループホームを準備できたらいいですね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私は普段から入居者様と一緒に楽しんでいます。自分の気持ち次第で、仕事は変わると思うんです。ですから、考え方に気を付けるようにしていますね。
(北川佐和子)
 

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