八百屋文化を担う青果店
人情が行き交う憩いの場

嶋 そういう話を聞くと、昭和にタイムスリップしたみたいです。学校を離れた子どもたちの居場所であり、近所の皆さんの憩いの場でもあるんだな。

嶋 雰囲気がある建物だなと思っていたんですよ。すごく居心地がいいですよね。まさに、昔ながらの八百屋さんを現代によみがえらせたイメージです。今後の展開も楽しみですね。
片山 ありがとうございます。ただ、私は店の規模を拡大しようとは考えていないんですよ。大通りに出店してたくさんの人を集めるよりも、気に入ってくださったお客様が、わざわざ足を運んでくださるような店にしたい。そして、お客様と何気ない会話が弾む人情味のある触れ合いを楽しむ中で、そういった売る側と買う側の気さくなやり取りを「いいな」と思ってくれる人が増えると嬉しいですね。
嶋 こうしてお話ししている間もひっきりなしにお客さんが来られ、にじ屋さんが地域に愛されているのがわかります。これからも生産者と消費者との懸け橋として、末長く店を続けていってください!
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事を仕事だと意識しないことです。もともと、公務員になって定時で帰りたいと思っていたのに、今は20時間ぐらい働いても苦じゃないんですよ(笑)。自分がやりたくて始めたことでお客様や生産者さんに喜んでもらえているので、毎日すごく楽しいですね。
(片山慶彦)
:: 店舗情報 ::
にじ屋 Sanda base
〒669-1537 兵庫県三田市西山2-8-19
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。