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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

利他の心で社会に貢献し
あらゆる事業をサポート

 

周りからもらってきた「ギフト」を返したい

 
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クリス お忙しい中ボランティアで大学生にバレーボールを教えられているのも、人の喜ぶ顔が原動力となっているからなのでしょう。素敵です! そんな木場代表のこれまでの歩みが、ますます気になってきました。
 
木場 私は九州大学を卒業後ソニーに就職し、生産管理・経営管理、商品企画、事業企画、マーケティング、BRAVIA立ち上げなどを担当しました。やがてサンディエゴに赴任しディレクターとしてテレビ事業に携わる中、新事業への挑戦心が湧いてきたんですよ。そんな折、アマゾンジャパンからお声がけいただきましてね。帰国後、入社してエレクトロニクス関係の事業本部長を務めました。その後ユニデンホールディングの代表取締役社長を経て50歳を機に独立し、2020年、当法人を設立したんです。
 
クリス これまで名立たる企業で活躍されてきたのですね。幅広い職種・ジャンルで、圧巻のキャリアに驚きました! 独立を決意された理由についても、ぜひお聞きしたいです。
 
木場 「ギフトを返したい」との思いが、一番の動機です。育ててくれた両親、姉、親族、幼少期を過ごした鹿児島の自然環境、優しい地域の方たち、豊かな社会人経験をさせていただいた各企業、それらのすべてが今の自分を形づくっていると考えています。その一つひとつ、身の周りの環境や人とのつながり、すなわち“ギフト”に私は心から感謝をしています。だから、いただいてきたギフトのお返しをしたい。その一心で、独立を決意しました。
 
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クリス そして現在、多様な事業のサポートを通して社会課題の解決を目指されている。その根底には、ご自身が受けてきたさまざまな恩恵のお返し、言うなれば恩送りをしたいお気持ちがあるんですね。ギフト・サーキュレーションという法人名が腑に落ちた気がします。
 
木場 お察しの通り、「ギフト・サーキュレーション」は、贈り物の循環を意味します。実は、この考え方はソニー時代に受けたISLの全人格リーダーシップ研修の影響が大きいんですよ。人は自分一人の力だけでなく周囲の力に生かされている、と教わりました。その研修体験が、今も私の中で息づいています。