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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

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和服をはじめ日本の伝統的な文化に親しむ

 
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石黒 先ほど、野寄社長は普段から和服を着ておられるとおっしゃいました。いつ頃から日本の伝統文化にご興味を持たれたのですか?
 
野寄 私は小さい頃からチャンバラごっこなどが好きで、自然と武道や古美術なども好きになっていきました。大人になってからは海外に行くことも多くなり、あらためて日本の素晴らしさに気付かされまして。それで、国内はもとより海外の方にも、もっと日本の良さを発信していきたいと考えたんです。先ほどおっしゃっていたように、石黒さんも和装にご興味がおありなんですね。
 
石黒 そうなんです。私の夫で、ロックバンド・LUNA SEAのメンバーである真矢は、実家が代々続く能楽師の家系でして。彼は3歳の頃からずっと舞踊や鼓の稽古をしていたので、和服も自身で着付けていたんですよ。それで私も、夫を通じて和装に親しむようになりました。でも、夫は普段は洋服ですし、野寄社長のように普段着として和服を着用するのも素敵ですね。
 
野寄 ありがとうございます。よく珍しいと言われるものの、和服こそもともと日本人が着ていた服ですから、私にとっては「どうしてみんなもっと和服を着ないんだろう」という感覚なんですよ。
 
石黒 確かに和服は、本来であれば私たちにとって最も身近な日本の伝統文化ですもんね。そういえば、野寄社長は居合も習っておられるとか。
 
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野寄 はい。ちょうど2015年のバレンタインデーに居合道場に入門しまして(笑)。それから、かれこれ10年ほど続けていますね。
 
石黒 バレンタインデーに入門したというのは忘れられない出来事ですね(笑)。居合にも、剣道などと同じく段位があるんですか?
 
野寄 ええ、ございますよ。流派や道場などによって異なるものの、私は5段を有しています。私の先生は柔軟な考えを持っておられる方で、感じるままに好きなようにやってみなさいと教えられました。でも、その先生のような、誰が見ても美しいと思える無駄のない所作は、なかなか見よう見まねでできるものではありませんし、これからも経験を重ねていきたいですね。
 
石黒 それは能楽の舞や所作も同じですね。それに、歌や芸能にも通じる部分があるので、とても共感できます!