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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

住宅から高層ビルまで
高スキルを誇る左官職人

 

外国人技能実習生を受け入れて事業を拡大

 
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畑山 自分なりのスタイルを崩さずにやり続けたと。とてもかっこいいエピソードですね。私もスーパーフェザー級新人王の試合に出場して東日本と全日本の両方でMVPを獲得したとき、自信が確信に変わりました。森本代表も同じように職人としての矜持や覚悟を持った瞬間だったのでしょうね。ところで、森本代表は、以前留学をされていたとうかがいました。
 
森本 そうなんです。2年前に6ヶ月間、妻と共にカナダのトロントに留学に行っていました。今年はイギリスにも留学する予定なんですよ。
 
畑山 バイタリティがおありで驚きます。日本の左官の職人技術は海外でも注目されていますし、森本代表は将来海外で仕事しているかもわかりませんね。それにしても、なぜそこまで頑張れるのですか?
 
森本 建築現場の現状として、職人不足が大いに叫ばれています。我々職人の仕事は、一定のスキルが身に付くまで5年から10年くらいかかるんですよ。そこで、建築業界は外国人技能実習生という制度で、外国人労働者が非常に大きな助けになっています。私も来期から外国人実習生を受け入れ、事業拡大していこうと考えているんですよ。
 
畑山 なるほど! そこで森本代表の英語力が生かせるわけですね。たしか、外国人実習生のビザの有効期間は5年でしたよね?
 
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森本 畑山さんのおっしゃる通りです。さらに一定期間の実績を積み上げることで永住権をもらえるので、そこを目指す外国人の方にもサポートをしつつ事業拡大していけたらいいなと思っているんですよ。
 
畑山 まさに、森本代表の行うことは外国人の方々への恩送りなのでしょうね。
 
森本 もちろんです。私は留学で英語を学び、もともと抱いていた外国人への抵抗感がなくなりました。それに、左官の仕事は現場に手形を残して帰るような仕事です。施工が完了したときの達成感はもちろん、形として残るので大きなやりがいを感じることができるんですよ。その仕事の醍醐味を後世や若い人たちに伝えていきたいですね。そうして、新しい仲間と力を合わせながら事業所の規模を拡大していくことが目標です。
 
畑山 いろいろな出来事を乗り越えて挑戦を続けてこられた森本代表に、私の座右の銘である「常勝」という言葉を送ります。ぜひこれからも頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様から「こんなにきれいになるの?」と驚かれると、大きなやりがいを感じます。施工後に驚いていただきたいという気持ちがモチベーションになっていますね。
(森本信昭)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 GINZA SAKAN
■ 所在地 〒570-0086 大阪府守口市竹町1-14
■ 事業内容 左官工事一式/床コンクリート工事/モルタル防水工事
■ 創業 2019年2月
■ 従業員数 2名
■ 主な取引先 株式会社イスルギ
■ ホームページ https://www.ginzasakan.com
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。