クリス　事件が記事になっていると、デジタルタトゥーとしてずっと残りますしね。
 
KAWASHIMA　おっしゃる通りです。仕事に就けないと生活難から再犯の確率も高まります。誰も幸せにならない、負のスパイラルがあるんですよ。だからこそ「リスタートを支援する存在が必要だ」と感じ、手がけることにしたのです。
 
クリス　素晴らしいお考えだと思います。出所された方はお金もあまりないでしょうし、住む場所も決まらない場合もありますよね。そうすると就職はなかなか難しいでしょう。
 
KAWASHIMA　実は、私たちは住む場所も提供しているんですよ。出所者はアパート契約さえも難しいケースが多々あります。住む場所と仕事を提供し、自立できるように支援していくのです。
 
クリス　従業員一人ひとりがしっかり土台を築けるよう、総合的に支援されているんですね。そんな大変なお仕事を行ううえで大切にされていることは何ですか？
 
KAWASHIMA　スタッフを心から信じることですね。「頑張ってやり直したい」という方を心から信じ、サポートしています。
 
クリス　新しい一歩を踏み出そうとしている人にとって、心強いお言葉ですね。今後の目標はいかがですか？
 
KAWASHIMA　働く先に夢や希望を抱けるよう、キャリアアップできる仕組みを構築したいと考えています。生活のためだけの労働では、スタッフも辛くなると思うからです。だからこそ会社をより大きくし、運送業以外の事業も展開させていくことが目標ですね。