中村　私は人が大好きなので、利用者様と身近な距離で関わることのできる訪問看護が向いていると思い、訪問看護ステーションひだまりを立ち上げました。また、私は子を持つ母親でもあるので、プライベートを大事にしながら好きな仕事を続けられる環境をつくりたいと思ったのも理由の一つです。2024年現在、在籍している7名のスタッフもそれぞれのライフスタイルに合わせた働き方をしています。基本的に現場への直行直帰で、時間の拘束を減らすため情報共有はLINEで行っているんですよ。お互いの意見に耳を傾け、みんなで成長していける会社でありたいと思っています。
 
濱中　看護師としてやりがいを持っていても、労働環境の厳しさを理由に職を離れてしまう人も多いですからね。お若い中村社長ならではの感性が光る、業界の新しい働き方とも言えますね。ほかにも仕事をするうえで大切にしていることがあればお聞かせください。
 
中村　信頼関係が第一だと思っています。例えばドクターに相談しにくいことをお話ししてくださった時には、きちんとご本人の承諾を得てからドクターに報告するなど、その方の尊厳はしっかり尊重しなくてはならないと思っています。あとは何でも相談しやすい親しみやすさも私たちの強みかなと思います。時にはスマホの設定を手伝ってあげることもあるんですよ（笑）。家族とまではいかなくても、身近な存在として感じてもらえていたら嬉しいです。
 
濱中　明るく親しみやすいオーラが漂う中村社長とお話ししていると、たしかに元気をもらえそうですよ。それにご病気を抱える方にとって心から信頼できる人に出会えることは人生の大きな転機になると思うので、本当に価値のあるお仕事だと思います。最後に今後の目標をお聞かせいただけますか？