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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

精神疾患も手厚くケア 訪問看護で地域貢献!
株式会社Helio/訪問看護ステーションひだまり 代表取締役 中村詩織

※営業目的のお電話は固くお断りいたします。
 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 和歌山県和歌山市の訪問看護ステーションひだまりさん。運営会社である株式会社Helio(ヘリオ)の代表で、ご自身も看護師資格を持つ中村社長にお話をうかがいます。まずは事業内容からお聞かせください。
 
中村 和歌山市を拠点に24時間体制で医療的ケア、身体介助、服薬管理を行っています。利用者様とそのご家族が不安なく過ごしていただけるよう、心に寄り添う親身な対応をスタッフ一同心がけていますよ。
 
濱中 服薬管理というのは具体的にどういったことを行うのですか?
 
中村 ウォールポケット式のカレンダーを使って、日ごとのお薬をひと目見てわかるように工夫しています。きちんとお薬を飲んでいるかを訪問時にすぐ確認できますし、いずれは利用者様自身でお薬の管理ができるよう自立を促す目的も兼ねています。というのも、当ステーションでは精神疾患を抱えた方の自立支援も行っているんですよ。
 
濱中 訪問看護とお聞きして、利用されるのはご高齢者の方をイメージしていました。確かに、精神疾患をお持ちだとなかなか通院が難しいこともありますよね。ちなみにどのような精神疾患を抱えた方がいらっしゃるのでしょうか。
 
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中村 統合失調症、ADHD、アルコール依存症などさまざまです。たとえ同じ障がいであってもその方によって症状は違いますので、一人ひとりに適したケアを臨機応変に行っています。中には訪問看護を利用していることをご近所に知られたくないというご家族もいらっしゃるので、その場合は制服ではなく私服で訪問するなど、できる限りご要望に沿った対応をしています。
 
濱中 そこまで柔軟に配慮してくれるところはなかなかないでしょう。精神疾患を抱える方にとって、通院を続けるのはハードルが高いこともあるでしょうから、訪問ケアしてくれるひだまりさんの存在は本当にありがたいと思いますよ。ところで、中村社長は病院や施設での勤務経験を経て独立されたそうですね。訪問看護で開業されたのには何か理由があるのですか?