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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人生を彩る香りを届ける
お香や線香の製造会社

 

香りや用途の異なる多彩な商品を製造・販売

 
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タージン あらためて、事業内容についてうかがいます。どのような商品を製造・販売していらっしゃるんですか?
 
田中 弊社では主に、白檀の香りの線香「白檀 松寿」や、沈香の香りの線香「沈香 都の香」といった商品を販売しています。「白檀 松寿」は、最上級の品質ともいわれるインド産の「老山白檀」を含む数種類の白檀をブレンドし、16種類の生薬や香料なども調合した、弊社の代表的なブランド線香です。一方の「沈香 都の香」は、数種類の沈香をバランスよく調香したうえで、14種の生薬と10種の香料を配合した線香で、とても高級感のある香りが特長となっています。
 
タージン どちらもさまざまな原料を用いて、非常にこだわって調香されているんですね。
 
田中 そうなんです。ほかにも日常的にご使用いただける線香はもちろん、贈り物や記念品用、寺院用など、用途に合わせた多数の線香がございまして。さらには、仏前に供える線香だけでなく、いわゆるアロマ、香りを楽しむためのお香なども、香りの種類はもちろんのこと、長寸や短寸といったサイズの異なるものなど、多種多様な商品をご用意しておりますよ。
 
タージン すごいですね。それほど多くの種類があるとは驚きです!
 
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田中 ありがとうございます。弊社では伝統的な技術をもとに、世界各地から取り寄せた天然香料を駆使して、現代的な香りをつくりだしているんです。自社製品はもちろん、現在はカメヤマ株式会社のグループ企業として、カメヤマ製品の生産をメインに、他社のOEMも請け負っています。実は、私の息子である田中克義はカメヤマ株式会社の所属社員として、弊社に出向して仕事をしていまして。息子を通じてカメヤマと連携を図りながら、弊社ならではの商品を送り出しているんです。
 
タージン なるほど。息子さんやカメヤマ株式会社さんと協力し合いながら、松竹堂香舗さんが長年にわたって構築してきたノウハウをいかすことで、高品質な線香が生まれているのでしょうね。