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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

バドミントン指導を通じ 磨かれる心・技・体
特定非営利活動法人ミンピーベーサーバドミントンアカデミー 理事長 岩垂潤

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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 特定非営利活動法人ミンピーベーサーバドミントンアカデミーさんは、長野県塩尻・松本、千曲・上田、茅野・諏訪のエリアを拠点にバドミントンの指導を行っているそうですね。岩垂理事長ご自身も、高校から大学、社会人を通じて活躍されてきたトップクラスの選手とのこと。競技をはじめた経緯から教えていただけますか。
 
岩垂 野球少年だった私に、友人がバドミントンを勧めてくれたことがきっかけでした。己の力だけを信じて進むという、団体競技にはない魅力に取りつかれ高校時代には本格的に取り組むようになりました。競技を続けながら地元で教員をしていた30代の頃、周囲から「後進の指導に力を入れてみないか」と言われ、指導者の道を歩む決意をしたんです。
 
亀山 プレーヤーから指導者に転身する際の葛藤はよくわかります。複雑な思いもあったのでは?
 
岩垂 そうですね。ただ、短期で結果を出すことや、そのためにさまざまな角度から戦略を練ることは選手でも指導者でも変わらないと感じましたし、直感的に選手の長所、短所を見極める勘も身についていたので前向きに考えられましたね。そこで教師を辞め、NPO法人を立ち上げて本格的な指導をスタートしたんです。現在は地域の体育館を利用し、園児から高校生までさまざまな年代の子どもたちを指導しています。
 
亀山 こちらのアカデミーでは岩垂理事長のご経験を活かし、実技面はもちろん、メンタル面の指導にも力を入れておられ、保護者向けのメンタルトレーニング・考え方トレーニングも実施しているとうかがいました。競技に向き合う本人だけでなく、保護者にもサポートを行うのはなぜでしょう?
 
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岩垂 スポーツにおけるメンタルの重要性は誰もが知るところでしょう。競技でのゴールは、勝利すること。ただ、勝つことだけがすべてではありません。夢や目標を達成するにはどう目標を定め、技術面で何が必要なのかを自身で考え実行していく中では、次第にメンタルが鍛えられます。ただ、一人ひとりの才能や特徴を把握したうえでアプローチする算命学などの考えを取り入れて指導をしても、中には変わらない子もいるんです。その理由を深掘りしていくと、保護者の価値観と影響が大きいと感じました。そこで、保護者の考え方に対してアプローチしてみたところ、保護者の意識が変化することで、子どもにも大きく影響すると実感したんです。