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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ドライバーの信頼を得て
運送業界の未来を開く!

 

ドライバーの期待に応えるため全力で頑張る

 
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濱中 なかでも、現場で奮闘するドライバーさんとの絆は重要ですよね。
 
井上 おっしゃるとおりです。私はトラックを運転したことがなかったので、ドライバーの信頼を得るために試行錯誤しました。その結果、今は何でも気軽に相談を持ちかけられたり、悩みを打ち明けられたりする関係を築くことができたんです。
 
濱中 業務が円滑に進むようになったのは、娘さん夫婦の力も大きいのではありませんか。
 
井上 そうなんです。娘夫婦が私とドライバーの間を取り持ってくれるようになったおかげで、経営と現場の連携がそれまでよりスムーズになりました。私の目線や立ち位置が変わったため、経験豊富なドライバーから「こんな仕事があれば」といろいろなアイデアが出るようになり、私もその期待に応えようと全力で頑張っています。
 
濱中 プロ野球の世界では、選手と監督が直に会話をすることはほとんどありません。そこで大切なのは間で橋渡しをしてくれるヘッドコーチ。良いコーチがいるチームは強いんです。これは企業も同じこと。社長と社員の間に入ってくれる有能な管理職がいる会社は伸びますよね。今の川島運送有限会社さんは理想的な組織になっていると感じます。
 
井上 まさに、濱中さんのおっしゃるとおりなんですよ。スタッフから何か質問をされても、娘夫婦を介していればじっくり考えて返事をすることができます。ドライバーが私に言いにくいことはすべて二人が聞いてくれるのもありがたいですね(笑)。また、インターネットに強い娘にはホームページの管理やSNSの活用でも貢献してもらっています。
 
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ご息女の木下あかり氏
木下(あ) 弊社はInstagramを開設するなどして、スタッフや求職者のみなさんと会社との距離を縮めようとしています。今後もTikTokで井上社長に踊ってもらったり、面接にZoomを取り入れたりとますます工夫を凝らす予定なんですよ(笑)。
 
濱中 それはおもしろい取り組みですね! 距離が近いと親しみやすさを感じられると思います。ところで、トラックの台数や営業エリアを教えてください。
 
井上 以前の弊社は2t、4tしか保有していなかったものの、私の代になって10t車も導入しました。合計16台のトラックを弊社のドライバーが運転し、関東から山口県までの広い範囲で荷物をお届けしています。