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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自分らしさに寄り添う
精神科メインの訪問看護

 

看護師の枠にとらわれない幅広い取り組み

 
狩野 精神科は人によって症状もさまざまですから、難しいケースも多いのでは?
 
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森下 おっしゃる通りです。例えば、以前に担当した中学生の利用者様は、小学校の頃から人に会うことができず、当初は私のことも拒絶なさっていたんです。その中で、利用者様の生きにくい理由を理解しようと考え、寄り添いました。そうやって利用者様の生活の一部に溶け込むことで症状が改善していったんです。その方も今は18歳になり、専門学校に通っていますよ。
 
狩野 通院のハードルが高い方もおられるでしょうから、ご自宅に足を運び、時間をかけて真摯に向き合ってくれる森下さんは、利用者さんにとって心強い支えになると思います。
 
森下 ありがとうございます。利用者様のご年齢も18歳から70代までと幅広いので、それぞれの利用者様に合わせた支援をしています。また、就労継続支援事業所等の他の施設と連携した取り組みを行うことで、地域で包括的に利用者様を見守っているんです。
 
狩野 なるほど、地域全体で支えていこうという強い思いが伝わります。業界としても珍しい取り組みではないですか?
 
森下 職種や施設に関係なく気軽に情報交換できる環境は珍しいと思います。また、作品をつくられた利用者様の個展を手伝ったり、歌の上手な利用者様の発表の場を設けたり、さまざまな形で支援してきました。私は看護の枠にとらわれず、利用者様の自分らしい生活に関わりたいと思っているんです。
 
狩野 固定観念にとらわれない、ユニークな関わり方だと思います。ぜひ、指原さんの展望もお聞かせください。
 
指原 私は新たな取り組みとして、発達障害のお子さんの支援をしたいと考えています。一人ひとりの得意分野や能力を伸ばすことで、親御さんとお子さんどちらの支えにもなりたいんです。
 
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狩野 素晴らしいです。お話をうかがって、お二人のお仕事への熱意がよくわかりました。現在、志を同じくする仲間は募集されているのでしょうか。
 
森下 はい! 私たちと一緒に楽しく働いてくださる方を歓迎します。利用者様のライフスタイルや価値観を尊重し利用者様らしさを引き出してサポートできる方、利用者様に友人のような感覚で寄り添える方が理想ですね。
 
指原 私自身が子育てと仕事を両立できている、融通の利く勤務体制ですから、小さいお子さんのいる方も働きやすい環境ですよ。土日もしっかりと休めるので、息子の少年野球のサポートもできています!
 
狩野 精神科が増えている昨今、通院のハードルが高く訪問看護に助けられる方も多いでしょう。一般科や子どもの発達障害まで幅広くケアできるところはなかなかないですから、りっか訪問看護ステーションさんの枠にとらわれない展開に期待します。頑張ってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分たちも利用者様も、冗談を言い合って笑えればいいなと思っています。心を閉ざしがちな方が、少しでも笑顔になってくれることが何よりの楽しみです。
(森下一平)
子どもとの時間やプライベートも大切にしながら、少しでも看護を通じて、利用者様が笑顔になってくだされば嬉しいですね。
(指原麻子)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社OETC/りっか訪問看護ステーション
■ 本社 〒651-2117 兵庫県神戸市西区北別府3-1-4 シャルマンフジ学園都市101
■ 事業内容 訪問看護
■ 設立 2024年2月
■ 従業員数 3名
■ Instagram https://www.instagram.com/lycka2024oetc/
※営業目的のお電話は固くお断りいたします。