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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ダンスで子どもを元気に
専門家が楽しく熱血指導

 

子どもから高齢者までの心身の健康を支える

 
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鶴久 Annie代表が本格的にダンスを始めたきっかけを教えていただけますか。
 
Annie 22歳のとき、エアロビクスのインストラクターになるために東京の原宿にあるスタジオの門下生になりました。踊ることが好きだからそれを職業にしようと考えたんです。その後、ロサンゼルスに留学するなど多くの経験を積みました。ただ、東京ではなかなか教えられる場がなく、ここは私が生きるところじゃないなと思うようになったんです。それで、30代を迎えるタイミングで新城市に帰ってきて、STUDIO.Hを立ち上げました。
 
鶴久 ホームページを拝見すると、Studio.Hさんではヒップホップやハウス、ビバップ、ロックなど、多彩なジャンルのダンスレッスンが受けられるそうですね。立ち上げ当時からこのような形態だったのでしょうか。
 
Annie いえ、最初は大人中心のエアロビクススタジオとして運営していました。ですが、オープンして2年ほど経った頃にモーニング娘。のブームが起きまして。あんなふうに踊りたい小学生の親御さんから、「子どもたちにダンスを教えてもらえませんか」と要望があったんです。本業じゃないですし、すごく悩んだものの、1回だけですよとお断りして教えてみたら、まさかの大評判になってしまって(笑)。初回は10人だったのが、3ヶ月後に20人、半年たったら50人に増えていました。
 
鶴久 それはすごい! ブームだったとはいえ、そこまで人気を博したのはAnnie代表の工夫が生徒さんのニーズにぴったりと合っていたんだろうと想像できますよ。
 
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Annie 親御さんたちが言うには、こんなに子どもを運動させてくれる場所はないんだそうです。音に合わせて子どもたちと一緒に体を動かすのは私も楽しいので、1時間ぐらい汗だくになるまで踊りに踊っていました。それが喜んでいただけているようです。
 
鶴久 エアロビ出身の先生だから、アイドルソングで踊るときもフィットネスの感覚が出るんでしょうね。
 
Annie 運動で汗をかくのは単純に気持ちいいですし、精神が落ち着くところが子どもたちにとっても有益な時間なのではないでしょうか。実は、高齢の方や障害のある方のための健康体操のレクチャーも行っていて、こちらは私が以前ブートキャンプで学んだことを生かし、とにかく全身くまなく動かすことをモットーにしています。中には80歳代半ばの方もいて、脳トレの要素なども取り入れ、地域の健康寿命を支えるつもりで取り組んでいます。