倉田　お客様の人生において、不動産の売却や購入はとても大きな決断ですので、提案する私もプレッシャーを感じることがあります。濱中さんは現役時代、どのようにしてメンタルを維持していたのか、ぜひお聞きしたいです！
 
濱中　私はチャンスの場面で打順が回ってくると「ここで打てば明日の新聞の一面だ」とポジティブなことだけを考えて打席に入っていました。そもそも野球は10回の打席で3回ヒットを打てれば一流選手。逆に言うと7回の失敗が許されるスポーツですからね。反省は後からいくらでもできるので、ネガティブなことは考えずポジティブな気持ちで取り組むことを大事にしていました。
 
倉田　確かに、それは不動産営業にも共通しているかもしれません。この仕事はうまくいかないことも多々ありますが、そのことばかり気にしていると、メンタルに負荷がかかり前向きな話もできなくなってしまうんです。そのことに気付いてからは、楽な気持ちでお客様と向き合えるようになりましたね。そうして私の提案を受け入れてくださったお客様に、「本当によかったよ」と感謝の言葉をかけていただけると大きな喜びを感じるんです。
 
濱中　自然体でお客様と接する倉田社長なら、どんな悩みも安心して相談できますよ。
 
倉田　濱中さんがおっしゃるように、私は接客をマニュアル化しないんです。特に、住宅を売却したいお客様は何らかの事情を抱えているもの。人には話しにくい理由までお聞きするには、ルールに縛られない会話でお客様との間に信頼を築く必要があるからです。