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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ドローンの産業利用で
先駆的役割を発揮!

 

ドローン事業としてあらゆるニーズに対応

 
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原田 渡辺社長のもとに技術的な指導をしてほしいというオファーが殺到されたんですね。あらためて、事業内容について詳しく教えてください。
 
渡辺 弊社には3つの事業の柱があります。1つ目はドローンやセンサ技術の開発です。ドローンにはいくつもの種類があるため、クライアント様の用途に合わせた専用のドローンを開発しています。ドローンの機動力を生かして、高精度かつ高頻度な地域環境情報の収集技術を確立しているんです。
 
原田 今やいろんな場面で活躍しているドローンは、用途もさまざまですよね。
 
渡辺 ええ。2つ目は私が長年地理情報の分析に携わってきた経験を生かして、ドローンによる点検や計測の請負も行っています。3つ目はドローンを用いた事業を始める方の、導入支援やコンサルティング事業を手がけているんです。
 
原田 そのようにして幅広いニーズに応えられるのも、渡辺社長ご自身の足で世界を見てこられたからなのでしょうね。
 
渡辺 そう言っていただけると嬉しいです。私自身、研究者として世界を見てきた経験が今の仕事に生きていると自負しています。
 
原田 実践的なノウハウと豊富な知識を併せ持ち、ドローンの潜在能力を引き出しておられる渡辺社長。クライアントさんにとっても大変心強い存在だと思いますし、さまざまな依頼があるでしょうね。クライアントさんは民間企業が多いのでしょうか?
 
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渡辺 民間企業様からのご依頼も多いですが、そのほか大学研究機関や政府からもドローン開発など幅広いご依頼をいただいています。例えばNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が実施している事業には、赤外線カメラ搭載型ドローンの開発について、再委託先として参画しています。
 
原田 ドローンは撮影や空撮などが一般的ですよね。まだまだ進化していくのでしょうか?
 
渡辺 そうですね。現在ドローンは建築、土木、農業、運輸などさまざまな産業で幅広く活躍しています。日本は人口減少に伴い工事現場で技術者が足りなかったり、地方では物流が滞ったりといった問題が深刻化しています。ですからドローンやロボットが、人の作業に置き換わっていくことが今後もどんどん広がっていくはずです。