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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

映像制作をサポートする
ロケ地手配の専門家!

 
 
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名高 実は私も、撮影で小山町の宿泊施設を訪れたことがありまして。とても良い雰囲気で広大な敷地だったことを鮮明に覚えています。
 
深澤 そう言っていただけると嬉しいです。他にも、公共の体育館をスタジオ化してセット撮影に対応するなど、幅広いご要望に臨機応変にお応えしています。また、役場職員時代に得たつながりや交友関係を生かし、知人宅の民家を撮影場所として手配もしていまして。そのうえで、各施設や土地のオーナー様と良好な関係を築くようにも努めています。例えば、普段は都内に住んでいる方が帰郷して手入れをしている空き家や、高齢の宮司さんが管理する神社の草刈りなどをお手伝いしているんです。そうすることで、急な撮影のご相談があってもオーナー様に場所を貸していただけるようお願いできますし、映像制作者様とオーナー様とがWin-Winな関係を維持できるんですよ。
 
名高 なるほど。ただ、撮影現場ではトラブルがつきものだと感じます。例えば、監督の考えが変わり、撮影場所が急遽変更になるケースもありますよね。
 
深澤 そのような場合は、代替案や実現可能なプランを提案しています。台本通りではなくとも監督が意図した映像を撮るための助言をしたり、トラブルにも即対応できるようアイデアを絞ったりしています。おかげさまで映像業界の中では「困ったら小山町のフカサワへ」と認知されているようです。
 
名高 映像制作者が深澤理事長を頼りたくなる気持ちがわかりますよ。そんな深澤理事長から、我々のような俳優や映像業界に携わる人々に伝えたいことはありますか?
 
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深澤 俳優さんの中には、撮影場所を提供してくれるオーナー様や、私たちにもあいさつをしてくださる方もいます。しかし、残念ながら全員がそうとは限りません。場所を提供するとなると、破損や汚れのリスクもあり、撮影期間中はその場所は使えないわけですから、いわばオーナー様の貴重なお時間も提供していただいているわけです。もちろん、オーナー様と撮影班の間に立つ私たちがトラブル対応をすることはできます。しかし、撮影班もオーナー様も気持ちよく撮影に臨むためには、撮影スタッフや俳優の方にも裏側で撮影を支えてくださっている人たちに感謝しながら一つの現場をつくるという意識を持っていただくことが肝要だと思いますね。
 
名高 俳優やスタッフも、モラルや思いやりを持つことが大事ですよね。私も撮影にご協力いただく方には、必ずあいさつをするよう心がけています。雰囲気の良い現場では、撮影も気持ちよく進みますからね。私からも若い俳優や映像業界の方々に伝えていきたいと思います。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
どんな依頼にも全力投球の気持ちで挑む。そのうえで、お客様に喜んでいただくことが、仕事の楽しみにつながると思います。
(深澤高治)
 

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