B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

全国各地の陶器を厳選
移動販売で全国にお届け

 

日本古来の陶器を海外にも進出させたい

 
glay-s1top.jpg
水野 それにしても、なかなかこうした陶器の移動販売はないですから、お客さんからも喜ばれているのではないですか?
 
齋藤 ええ。おかげさまでたくさんのお客様から喜びの声が届いています。実際に、陶器の専門店などがないというエリアもあって、「いい陶器が欲しくても買えるお店がない」といったお声をいただいていました。ネットで陶器を購入する方法もありますが、それだと直接手に取って品物を確かめることはできません。私は手に取ったときの温もりを一番大切にしているので、こうして皆さんの側まで行ってご提供できることにやりがいを感じているんですよ。
 
水野 実際、どのあたりのエリアをメインに展開なさっているのでしょうか?
 
齋藤 愛知県名古屋市を拠点にしつつ、全国どこでもうかがっていますよ。よくお声がかかるのは東北地方ですね。居酒屋を営む店主さんから「お刺身を盛るお皿がほしい」というご要望をいただいたり、大きなイベントや骨董市にも参加したりしています。
 
水野 料理は器や盛り付けで印象が変わりますし、料理と器は切っても切れない関係にありますものね。陶器を購入したいという方にダイレクトに届けに行くスタイルはサクラ陶器コレクションさんならではだと思います。ちなみに、お客さんの男女比はいかがでしょう。
 
glay-s1top.jpg
齋藤 当店にいらしてくださるお客様の8割が女性のお客様です。年代は30代から80代とさまざまで、一番多いのが50代から60代のお客様ですね。
 
水野 幅広い年齢層の方に愛されているんですね。今後も全国各地でのご活躍が楽しみです。
 
齋藤 ありがとうございます。今後は、陶器の魅力を海外にも発信していきたいと考えています。というのも、日本酒は海外でもとても人気があるので、同じようにぐい飲みも広がってほしいと思っているんですよ。日本食はすでに海外でもメジャーになってきているのに、器までこだわっている方は多くいません。ですから、良いお酒と共に、良い酒器があることを、直接陶器に触れながら実感していただきたいんです。
 
水野 日本酒とぐい吞みが切り離されてしまうのは悲しいですからね。
 
齋藤 ええ。これからも全国を回り焼き物の魅力を伝えて、陶器が皆さんの身近になれば幸いです。
 
水野 一人ひとりのお客さんとの出会いを大切にしていらっしゃる齋藤代表。移動販売という形をとられた意義が、まさにそこにあるなと感じました。これからも陶器、そしてお客さんとの出会いを大切にしてご縁をつないでいってくださいね。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなことを仕事にしたので、人生が楽しいですね。自由に時間をかけて各地に出向くこともワクワクしますし、自分の好きなことが誰かの役に立ち喜んでもらえているのと、すごくやりがいを感じ、とても嬉しいんです。
(齋藤理幸)
 
 :: 事業所概要 :: 
  ■ 事業所名 サクラ陶器コレクション
■ 所在地 〒467-0855 愛知県名古屋市瑞穂区桃園町3-10-LS507
■ 事業内容 陶器の販売
■ 創業 平成31年12月
■ 従業員数 1名
■ ホームページ http://www.sakuratouki.com/
■ Instagram https://www.instagram.com/sakura.touki.collection/
■ E-mail info@sakuratouki.com
■ LINE (ID) sakuratouki