水野　ここまでのお話をうかがって山田代表の思いがよくわかりました。これからの目標も教えてください。
 
山田　生徒たちのさらなる競技力や技術力の向上にも努めていきたいと考えています。また、子どもたちはもちろんのこと、運動不足に悩む社会人の方や高齢者の方もトレーニングできるような施設にしていきたいです。
 
水野　地域の方々の健康維持にもつながるでしょうし、ひいては地域活性化も期待できるのではないでしょうか。
 
山田　そうなると私も嬉しいですね。思えば、私がこの教室を立ち上げたのは20歳の頃で、生徒も7人しかいませんでした。最初は体操の仕事だけで生活できるようになるとは思っていなかったんですよ。でも、教え子である7人の学生たちが、熱心に体操を学びたいと言ってくれたからこそ、指導を続けようと思えたんです。そのきっかけをくれた彼らには、今でも感謝しています。ただ、その当時は現在のような充実した設備もなく、満足に練習できる場所もありませんでした。ですから、この施設はまさに、私の理想を実現させたものなんです。
 
水野　30数年越しの夢を叶えたわけですね！　本当にこれほど充実した施設はなかなかないですし、真剣に体操を学びたい人にとっては憧れの場所になるのではと思いますよ。