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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

手刷りで叶うオリジナル
版画技法のデザイン工房

 
 
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水谷 個人で事業をやられている方やアーティストを中心に、ブランドを立ち上げたいという若い世代も多いですよ。便利な時代で育ってきたからこそ、アナログで手間暇かけてものづくりすることが新鮮でおもしろいようです。当スタジオでは定期的にワークショップを開催するほか、ワークスペースの開放もしており、どなたでもシルクスクリーンやリソグラフの設備を使って作品づくりを行うことができます。インクや刷り具合の調整など技術が必要な部分は私がお手伝いをしますので、安心して楽しんでいただけますよ。
 
小倉 これだけの設備を個人で持つのは難しいですから、ここへ来て自由に使えるのは嬉しいですね。
 
水谷 海外には誰でも利用できるワークスペースが結構あるんです。若い頃、「日本にもこんな場所があったらいいな」と常々思っていたので、自分だけでなくたくさんの人に使ってもらいたくて開放することにしました。
 
小倉 たしかに海外に比べると日本はまだアートへのハードルが高い部分がありますよね。文化的にも自分を表現するのが得意ではないように感じます。
 
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水谷 そうですね。でも、周囲の評価は気にせず、まずはつくるという行為そのものを楽しんでほしいです。誰しも自分にしかないものを持っているので、くすぶっているものがあるのならぜひ外に出してほしいと思っています。そのためにも、ものづくりをしたい人やクリエイターが気軽に集まれる場所でありたいですね。
 
小倉 何か自分でつくりたいと思っていても、なかなか行動に移せない方もいらっしゃると思います。ですから、MOLE FACTORYさんが起点となり、自由な表現の場が広がっていくといいですね。では最後に、今後の目標をお聞かせください。
 
水谷 現在はお客様のオーダーに沿ったデザインを主に手がけているので、今後は自分自身の作品ももっと世に出したいです。これからも楽しみながらアートの一端を担っていきたいと思います。
 
小倉 水谷代表の中から溢れ出る作品、ぜひ見てみたいです! 父が伝統工芸士だったので、私も幼い頃から細かい作業が好きでして。水谷代表のお話をうかがって、ものづくりをするワクワク感を思い出しました。日本のアート界の未来のためにも、ぜひここ伊勢から世界に向けて発信していってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
自分が好きで選んだ道なので、やりがいを感じながら仕事ができています。ものづくりでも何でもそうですけど、まずはやってみる、トライしてみることが大切だと思いますね。
(水谷隆至)
 

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