当事者として経験したことを活かしたい
野﨑 もともとは、倒れて車椅子生活となった祖父を支えるために、介護の知識を身に付けようと思いましてね。勉強している最中に祖父が亡くなってしまい、一時は諦めかけたものの、この介護の道は祖父が遺してくれた教えと捉え、無我夢中でここまで15年間走り続けてきました。今も私自身、現場に出ています。
水野 15年ですか! たくさん経験を重ねられてきたのですね。最初は、どこかの介護事業所にお勤めされたのですか?
野﨑 私は最初から訪問介護ひと筋です(笑)。と言うのも、実習などを重ねるうちに、一対一で向き合って寄り添う支援をしたいと考えるようになりました。やはり、そこには祖父の姿を重ねてしまうんですよね。当事者だったからこそ、気付けることも多いと思っています。
水野 最初から訪問介護というのは、とても珍しい気がします。でも、長年同じ業界を見てきたからこそ安心してお任せできますね。