偶然出会った塗装の仕事が好きになり独立へ
重松 17歳の時に、友だちが手がけていた塗装の仕事を手伝うようになったのが始まりでした。最初は「お金が稼ぎたい」ぐらいの軽い気持ちだったものの、作業を終えてお客様から「ありがとう、頼んで良かったよ」と言ってもらえることが次へのモチベーションになって、楽しいと感じるようになったんです。もともと飽き性でバイトもすぐに辞めてしまうタイプだったので(笑)、早い段階で、こんなに好きになれる仕事が見つかってラッキーでしたね。
八重樫 運やご縁ってありますよね。私がボクシングと出合ったのも、たまたま高校の部活に誘われて、やってみたらおもしろかった、というだけなんですよ。次第に勝てるようになり「この競技は自分に合っていたのかな」と、後から思ったぐらいでした。その後、独立するまではどんな道のりだったんですか?
重松 勤め先で塗装を続けるうち、23、4歳の頃から自然と「自分でやってみたい」と思うようになり、26歳のときに重松塗装を立ち上げました。23歳以上が受験できる一級塗装技能士という国家資格を取得できたことも、大きな理由の一つですね。