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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

オーラルストレッチで 口腔から健康を増進
Loosen up 代表 渡邊彩

 
プロフィール 大阪府出身。2002年に歯科衛生士免許を取得するとともに、歯科医院に勤務して経験を積む。その後、NDL(株)が運営するセミナーの受講をきっかけに、口腔機能の促進や健康増進を目的としたオーラルストレッチの技術を開発。同技術を身に付けた施術者であるDental Relaxist®︎の養成や、一般向けのリラクゼーションを提供するサロンLoosen upを開業した。【ホームページ
 
 
 
大阪府吹田市にあるLoosen up(ルーセンアップ)では、口腔機能の促進や健康増進を目的としたオーラルストレッチと呼ばれる技術を歯科衛生士向けに指導している。将来的に歯科の分野と接骨院・整体院などの全身をみる分野との融合を図りたいと語るのは、自身も歯科衛生士としてキャリアを積んできた渡邊彩代表だ。口腔内の健康と身体全体の健康、そして美容などをトータルでサポートする画期的な取り組みについて詳しく聞いた。
 
 
 

口腔から健康増進を図るオーラルストレッチ

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 大阪府吹田市で、歯科衛生士向けにリラクゼーションテクニックの指導などを行っている、Loosen upさんにお邪魔しています。JR吹田駅から徒歩3分ほどと、アクセスも良いサロンですね。お聞きしたところ、渡邊代表ご自身も歯科衛生士さんでいらっしゃるそうですね。
 
渡邊 はい。私はこれまで歯科衛生士として20年以上の経験を積んできました。現在も歯科医院で勤務しながら、このサロンを経営しています。
 
狩野 20年以上ものキャリアを持つベテランというわけですか。でも、なぜこのサロンを開業しようと思われたのでしょう。
 
渡邊 歯科医院で勤務する中、患者さんの口腔機能を向上させることで、健康の維持につなげたいという思いがあったからです。例えば、高齢者の方が噛む力が弱くなったり、言葉をうまく発音できなかったりするのは口の周りの筋肉、つまり口腔周囲筋が衰えてしまうことも原因の一つなんですよ。また、昨今は食いしばりなど自身の力のコントロールがうまくいかず、顎の痛みや頭痛、不眠など、不定愁訴を起こすことが問題になっています。そこで、当サロンでは歯科衛生士の方に、口腔機能を高め、過度な力から解放させるための技術であるオーラルストレッチのメソッドを学んでいただくとともに、実際にご自身でも体験していただいています。また、一般のお客様向けにもラジオ波施術やフェイシャルエステ、顎周りの施術も提供していますよ。
 
狩野 確かに、口の健康は生きるうえでも非常に重要ですからね。それでは、Loosen upさんの事業内容についてより詳しくお聞きしていきましょう。