プロを目指し野球に打ち込むも27歳で区切り
北辻 ええ。訪問歯科診療のサポート事業と高齢者施設入居支援事業、遺品整理・生前整理やお部屋の片付け、空き家など不動産活用のご相談事業の3本柱で展開しています。最初に手がけたのは訪問歯科診療です。その後、利用者様からのご要望で次々に事業が広がっていきました。
狩野 なぜ、そのような拡大が可能だったのか興味が湧きます。ぜひ、北辻代表のご経歴を教えていただけますか。
北辻 はい。私は八尾市で生まれ育ち、2024年現在44歳で狩野さんとほぼ同世代です。実は、もともとプロの選手になることを夢見て大学まで野球に打ち込みました。卒業後も働きながら地元のクラブチームで汗を流してきたんです。ただ、結婚し子どもも生まれたため27歳で区切りをつけると決断しまして。それでも土日はグラウンドに行けることを条件に本腰を入れて就職先を探しました(笑)。
狩野 まさしく野球に情熱を捧げてきた青春時代ですね。就職先はどのようなところだったのでしょう。
北辻 親の知り合いが経営していた土木会社で現場監督になりました。ただ、なかなか仕事に意欲が湧かなかったんですよ。その原因の一つが、野球以外の分野におけるコミュニケーションに自信がないことだと気付き、あえて営業に挑戦しようと決意しまして。ただ、その会社では営業の人数は足りていると言われたため、別の会社で挑戦することにしたんです。同じ業界の会社に転職して営業職に就き、2年後にはお酒の卸会社に移りました。