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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

大事な家族の一員である
ペットの一生をサポート

 

命のつながりを広げる

 
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矢部 ワンちゃん好きの一人として、しっぽのあしあとさんの事業にはとても興味を惹かれます。各事業の内容について詳しく教えてください。
 
横田 私たちは、大事なペットが快適に過ごせるように導く「エンジョイライフサポート」と、最期に寄り添う「エンディングライフサポート」の2本柱で事業展開しています。まずエンジョイライフサポートからご説明しますと、当店のドッグランは屋内型を計画しているので、天候や気温に恵まれない日でも安心して遊んでもらえます。飼い主様には無料のドリンクサービスがあるので、ゆっくり寛ぎながら時間を過ごしていただけますよ。
 
伊藤 しつけ教室では、専門家の方を招いてワンちゃんのしつけをしてもらいます。飼い主様同士の交流の場にもなっていますね。また、先ほど少しお話しした通りオリジナルグッズ制作も行っており、ペットの写真などを使い、世界に一つだけのグッズを作成しているんです。トートバッグやトレーナー、Tシャツ、首輪のほか、ペットの似顔絵も実施しています。
 
矢部 運動もできてオリジナルグッズもつくれて、多彩なサービスですね。飼い主さんたちから喜ばれそうです。
 
横田 当店周辺では多くのご家庭が犬や猫を飼っておられるので、里親探しのサポートにも力を入れています。そのままだと保健所に連れていかれる動物をお預かりし、ドッグランで遊ぶ様子を見てもらいながら、新しい飼い主様におつなぎする計画を立てています。
 
矢部 それは素晴らしいお取り組みですね! ドッグランでのびのびと遊ぶワンちゃん猫ちゃんを見たら、一匹一匹の個性がよくわかりそうです。
 
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スタッフの伊藤真由美さん
伊藤 まさにそういった部分を見ていただきたくて実施している試みです。保健所にいるワンちゃんや猫ちゃんがブルブルと震えている動画を見たことがあるでしょうか。保健所の方々も新たな飼い主さんを探してはいるものの、そういったおびえた状態ではなかなかもらい手がありません。引き渡しができるように職員さんが散歩の練習などを行ってくれても、のびのびと個性を発揮できるようになるのは難しいですよね。里親探しに関しては、行政任せにせず民間の私たちが動くことが大事だと考えています。
 
横田 行政の方々だけではどうしても手が届かない部分が出てきます。そこで私たちが協力し、ドッグランというワンちゃん猫ちゃんが安心して遊べる場所を提供することで、命をつなげていければと思っているんです。行政の方々と手を取り合い、姫路式ペットの循環式社会をつくる試みとして、クラウドファンディングを試みて、一つの命のために取り組んでいるんです。
 
矢部 保健所に送られ、新たな飼い主に出会えなかった子たちのことを想像すると、胸が締め付けられます。しっぽのあしあとさんのお取り組みで、一匹でも多くの命を救っていただきたいです!