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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

音楽を通じて心を育む 楽しく学べる音楽教室
足立音楽教室 代表 養老真理

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 大阪市にある足立音楽教室さんは、随分と長い歴史をお持ちの教室だそうですね。
 
養老 そうなんです。私の母である足立章子が1958年に始めた教室で、2020年から私が受け継ぎました。現在は大阪市内に3教室を構え、約160名の生徒さんを指導しています。
 
タージン 音楽教室で、それだけ長い歴史を持つ教室というのも珍しいのではないでしょうか。地元の方々から愛されているからこそだと思います。
 
養老 そうだと嬉しいですね。現在、下は1歳から上は70代の方まで幅広い年齢層の方が通ってくださっています。長く教室をやっていると、「昔、私がここで習っていたので、娘を連れてきました」と言って来てくださる方もいらっしゃるんですよ。
 
タージン それは素晴らしい! 親子二代で通われているということは、それだけ「楽しかった」という思い出が強いんでしょうね。
 
養老 先代から大切にしているのは、“音楽を通じて心を育む”ということです。演奏のテクニックを教えるだけでなく、居心地の良い空間を提供していきたいと思っています。
 
タージン 「楽しい」「心地良い」という感情が芽生えることで、自然と練習にも熱が入ると思いますし、教室に通うことが楽しみになれば、結果的に技術が上達することにもつながりますよね。
 
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養老 おっしゃる通りです。今や子どもたちもさまざまなストレスを抱え、疲れている時代です。ですから、音楽を通じて学校とも家庭とも違う、心が安らぐ場所を提供できたらと考えています。
 
タージン 第三の居場所ができることで、家に引き篭もるということもなくなりそうですよね。
 
養老 ええ、それは大人に関しても同じで。定年退職をしたあとに、「何をしようか」と考えていらっしゃる方の新たな趣味にもなると思っています。当教室に通われている方の中にも、60歳を過ぎてからドラムを始められた方がいらっしゃいますよ。もう5、6年通われているんですが、随分と上達されています。
 
タージン それは良いですね。自分の趣味が生きがいになり、人生が豊かになりそうです。