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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

カーコーティングで 顧客の笑顔を原動力に
株式会社ロングラン 次期代表 岡部翔太

 
プロフィール 兵庫県出身。ガラス関係の会社に就職するも、父が1986年に創業した(株)ロングランに転職。職人である父のもとでカーコーティング職人としての腕を磨く。スマホなど小物コーティング事業もスタート。カーコーティングの敷居を下げながら顧客層を広げつつ、35年以上長きにわたり培ってきた知識と技術で、個人・法人を問わず信頼を獲得している。加えて、車内装コーティング取り組みにも注力している。【ホームページ
 
 
 
「新しい事業を増やすというより既存のものを進化させていきたい」。そう語るのは株式会社ロングランの次期代表、岡部翔太氏だ。カーコーティング会社の創業者である父の背中を追い2代目となる覚悟を決めた。目に見えない部分への磨き上げにこだわり、どんな車も同等に完璧に仕上げるのが先代からのモットー。高品質かつ誠実な仕事で地域から絶段な信頼と人気を誇るロングランは、2代目へとバトンタッチの時期を迎えている。
 
 
 

1986年創業、カーコーティング老舗店

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 兵庫県姫路市にガレージを構え、カーコーティングを主軸に日用品のコーティングまで幅広く手がけているロングランさん。創業者の岡部勝さんと、息子さんで次期代表となる翔太さんとの鼎談です。御社の創業はいつでしょう?
 
岡部(勝) 1986年からです。当時はカーコーティングがまだ知られていなくて、「何だそれは?」と煙たがられるような時代でした(笑)。
 
タージン なるほど。まさに、岡部社長はこの業界の先駆者的な存在にもなりますね、最初からこの業界にいらっしゃったのですか?
 
岡部(勝) いえ、私はもともと自動販売機を扱う会社で6年ほど営業をしていました。たまたまカーコーティングのフランチャイズ独立開業募集の広告を見つけ、真新しい業種に将来性を感じて飛び込んだのがきっかけです。学生時代から独立心が強かったんですよ。
 
タージン なるほど、しかし思い切った転職だ。翔太さんは最初のお仕事がこちらですか?
 
岡部(翔) いいえ、私も違うんです。家業を継ぐ気はなく、まったく違う業界の会社に就職しました。しかし、幼い頃から父の仕事を見ていて職人としてのカッコ良さを感じていたので、週末や休日を使って仕事を手伝うようになり、その延長で転職を決めました。