渡邉 ええ、このマンションは築44年です。いろいろとリフォームをして、最近のマンションにも引けを取らない設備になっているんですよ。
クリス えっ、40年以上も経過しているんですか!? とてもそんな風には見えなくて、驚きました。
渡邉 きちんと管理をしていれば、長く快適に、安心かつ安全に暮らせるよう維持できるんです。弊社ではマンションの価値を守るために、専有部分のリフォームに関する管理組合細則を設けています。リフォームには、その工程や完成時のクオリティに明確な基準やルールがあるわけではありません。ですから、リフォーム業者に任せっきりにしてしまうと、後からトラブルにつながってしまうケースも少なくないんですよ。そこで、弊社が基準を定めて管理することで、リフォーム後のトラブルをなくし、マンションの機能と性能を守っているんです。
クリス なるほど。それだけの備えをしているということは、過去には何かトラブルがあったんですか?
渡邉 例えばお風呂をリフォームした際に、バスタブなどを新調しても換気扇や排気ダクトの修繕をせず、ダクトに空いた穴から漏れた湯気や水蒸気が部屋全体の壁面を湿気で腐らせてしまった事例などがありました。中には目に見える範囲内でしか作業を行わないリフォーム業者もおり、本来必要な作業がおろそかになるケースも多いんですよ。ほかにも、排水管、給水管、給湯管などは、人間でいうところの血管や内臓と同じです。普段あまり目に付きにくい部分だからこそ、しっかりと改修していくための意識を持たないと建物はすぐにだめになってしまいます。
渡邉 例えばお風呂をリフォームした際に、バスタブなどを新調しても換気扇や排気ダクトの修繕をせず、ダクトに空いた穴から漏れた湯気や水蒸気が部屋全体の壁面を湿気で腐らせてしまった事例などがありました。中には目に見える範囲内でしか作業を行わないリフォーム業者もおり、本来必要な作業がおろそかになるケースも多いんですよ。ほかにも、排水管、給水管、給湯管などは、人間でいうところの血管や内臓と同じです。普段あまり目に付きにくい部分だからこそ、しっかりと改修していくための意識を持たないと建物はすぐにだめになってしまいます。