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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

高品質ないちごを栽培 奈良県発の「古都華」
いちごの縁 F 代表 藤原大輔

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 奈良県生駒市でいちごを栽培されている、いちごの縁 F(エッフェ)さん。2018年に農園を始められて、5年目を迎えられたそうですね。藤原代表は以前、畑違いのお仕事をなさっていたとお聞きしました。
 
藤原 そうなんです。私はもともとシステムエンジニアとして企業に勤めていました。順風満帆だったものの、定年退職後も楽しめる仕事をしたいと思ったとき農業が浮かんだんです。地元に還元したい思いと、同級生との縁を大切にしていきたいという思いから決意を固めて退職し、38歳のときに農業学校に通い始めました。
 
タージン それはなかなか覚悟がいるご決断でしたね。現在はいちごの栽培がメインなのでしょうか?
 
藤原 はい。さつまいもやたまねぎ、トウモロコシといった野菜の栽培も手がけながら、奈良県を代表するブランドいちご「古都華」をメインに栽培、販売をしています。古都華という品種の特徴は、甘味が強いこと。糖度が高く酸味のバランスもよく、全国でもトップレベルのおいしさと言われているんですよ。
 
タージン そういえば、私がよく行くケーキ店の方も、古都華を大絶賛していました。濃厚な味わいはもちろん、光沢のある真っ赤な色味で見た目まで美しいですよね。
 
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藤原 タージンさん、よくご存じですね。おっしゃる通りで、古都華は果皮にツヤがあり形も整っていて見栄えもいいんですよ。当農園のいちごは2023年に開催された野菜ソムリエ協会のいちご選手権で銅賞を獲得するなど、高品質ないちごとしてお墨付きをいただいています。
 
タージン すごい! 古都華はそれだけ評価されているんですね。いちごの栽培が大変なことは容易に想像がつきます。そのぶん、収穫時の喜びはひとしおでしょう。
 
藤原 そうですね。お客様においしく召し上がっていただくため、できるだけ完熟の状態で収穫しているので日持ちは長くありませんが、その分甘みが強くなっています。私としては、収穫はもちろん、日々の過程がとても楽しいんですよ。化学農薬をなるべく使わずに栽培していることもあり、栽培方法は試行錯誤の日々ですからね。