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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

心のバリアフリーで 障害者の余暇を支援
株式会社あさかぜ/障害福祉サービスあさかぜ 代表取締役 江口竜也

 
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インタビュアー 名高達男(俳優)
名高 相模原市南区に拠点を置き、障害福祉サービスあさかぜを運営する株式会社あさかぜさん。こちらは新しい福祉事業所だそうですね。
 
江口 2022年3月の創業で、現在は私を含め19名のスタッフで頑張っています。弊社の業務は年齢に関係なく日々の生活に支援が必要な方をサポートする障害福祉サービスです。さまざな障害をお持ちの方に問わず、移動支援や生活介助を通じて利用者様の暮らしを支えているんですよ。
 
名高 移動支援というと通院の同行が思い浮かびます。
 
江口 おっしゃる通り病院や施設への付き添いも手がけています。ただ、私たちが力を入れているのは余暇活動支援と呼ばれるサポートなんです。「プールで泳ぎたい」「カラオケで歌いたい」など、一人ではできない娯楽を介助することなんですよ。
 
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名高 障害があってもやりたいことができて、暮らしの中に楽しみが増えれば人生が明るく健康的になりますよね。では、そのようなサポートのために心がけていることは?
 
江口 私たちが最も重視しているのは、利用者様とのコミュニケーションですね。障害福祉では着替えを手伝うなどの具体的なテクニックも大切です。しかし、特に外出中は行き交う人や車、自転車などに刺激を受けたり、途中で道がわからなくなったりして利用者様が混乱することもよくあります。そういうときに、万が一の事故を防ぐため、言葉にはならなくてもコミュニケーションを取れるよう意識することを大事にしているんです。
 
名高 想定外のことが起きても柔軟に対応する。これがあさかぜさんの介助なんですね。