B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

理容室ならではの技術! 女性シェービングが好評
ヘアーサロン ヤマシタ 代表 川西涼太

 
glay-s1top.jpg
インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 兵庫県明石市のヘアーサロン ヤマシタさんは50年以上続く老舗の理容室だそうですね。3代目の川西涼太代表と、弟の朋希さんにお話をうかがいます。まずは、お店の歴史を教えてください。
 
川西(涼) 当店は私の母方の祖父が1965年に創業しました。当時は神戸市に店を構えており、1980年代にこちらに移転してきたんです。もともと父と母は高校の同級生でして、2人とも現役の理容師ですので、私、朋希、両親と4人の家族経営で地元の皆様にご利用いただいています。
 
濱中 なるほど、店名が川西でないのは、お母さまの旧姓が屋号だからなんですね。お店を仕切る涼太代表は、小さい頃から理容師を志していたのでしょうか。
 
川西(涼) はい。子どもの頃はいつも店の中で遊んでいましたし、祖父や父が働く姿を見て自然に理容師を目指すようになりました。やがて、専門学校で理容師の免許を取り宝塚市内に数店舗を構えるトータルビューティーサロンに就職し、腕を磨いて3年前の2020年に実家に戻ってきました。老舗理容室の当店も今年3月に内装をリフォームし、4月には朋希も戻ってきて新たな一歩を踏み出したところなんですよ。
 
濱中 新戦力の朋希さんの歩みも、ぜひうかがいたいです。
 
glay-s1top.jpg
東京の理容室で修業を積んだ弟の朋希氏
川西(朋) 私も理容師になりたくて専門学校に進学し、卒業後は東京の理容室で5年間の修業を積みました。東京はとにかくお客様の数が多いので、いろいろなご要望にお応えして実力を蓄えられました。自分でも「やりきった」という充実感を得て明石に戻ってきたんです。
 
濱中 ご両親も、お二人が戻られて本当に嬉しかったでしょうね。地域で長年愛されるヘアーサロン ヤマシタさんのお客様は、どのような方が多いのでしょうか。
 
川西(朋) 現在、女性のお客様がどんどん増えているところなんですよ。というのも、Webを活用して、若い女性や子育て中のママさんの目に留まる情報発信をしているからなんです。例えば当店の自慢の一つがレディースシェービング。カーテンの奥に専用スペースをご用意して、私の母が女性のお客様の顔やデコルテ・背中をきれいに剃っていくんです。