水野　事前にうかがったところでは、石田代表の奥様もクロス職人として、ご夫婦で事業を営んでおられるそうですね。
 
石田　そうなんです。しかも妻は、英語とフィリピンの公用語の一つであるタガログ語を話せるので、日本にお住まいの外国人のお客様にも対応できるんですよ。
 
水野　えーっ、すごい！　外国の方となると日本のお客さんとは異なるセンスやこだわりを持っておられることも多いのではないですか？
 
石田　おっしゃる通りですね。特に外国の方は、ご自身のオリジナリティや個性を前面に押し出したお部屋の雰囲気を好まれる場合が多いんです。先ほども言ったように、私自身、日本人の方でもより多くのお客様に多彩なクロスを楽しんでいただきたいので、特別感のある雰囲気づくりを心がけています。
 
水野　壁紙というと、どうしても白一色であるとか、画一的で変わり映えしないというイメージを持っている方も少なくないと思います。でも壁紙を変えるだけで部屋がもっと華やかになるんだと、たくさんの人に知ってもらいたいですよね。
 
石田　ええ。それに、壁紙を張り替える作業だけで言えば、どのクロス業者でも同じですからね。その中で、よりおしゃれなデザインをお客様にご提案したり、アドバイスしたりできるのも、私どもの強みだと自負しているんですよ。また、お客様が理想とするお部屋を実現させるためにも、施工前に入念な打ち合わせを行っています。
 
水野　プロの視点からアドバイスしていただけるのは、お客さんとしても助かると思いますよ。私もクロスを張り替える際に、クロスのサンプルを確認していたものの、実際に張ってみると仕上がりの印象が異なることに驚きましたから。