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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

食品輸送界の風雲児が
トラック一台で夢を掴む

 

自分が社内で最も気遣いのできる人間になる

 
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川島 事業が順調に伸びトラックも5台まで増えた頃、私はすっかり天狗になってしまいました。でも、同業他社で私よりもっと頑張っている社長さんとお話をする機会があり、鼻を高くしている自分がとても格好悪いことに気付いたんです。それからは常に謙虚な姿勢を保つよう心がけ、スタッフと力を合わせて走り続けているところです。
 
畑山 大事なタイミングで、良き出会いに恵まれてきたのですね。ところで、川島社長と同じようにドライバーさんも個性豊かだと思います。どうやって社内をまとめていらっしゃるのか気になりますね。
 
川島 スタッフの管理は経営者にとって永遠のテーマですね。人の考えは十人十色ですし、今の時代はドライバーの福利厚生を大事にして働きやすい環境を構築しなければなりません。ですから私は一人ひとりに合った対応で、社員が一丸となれるファミリー感を出すことを重視しています。おかげさまで弊社には年齢に関係なく、女性や外国人も含めてさまざまなスタッフが集まってくれているんですよ。
 
畑山 苦労を重ねてきた川島社長だから、それだけ多くの方が慕ってくださるんですよ。
 
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川島 ありがとうございます。私は正社員・パート・外注さんなど、相手の立場が違っても平等に接することでチーム力を上げてきました。充実したサポート体制で誰もが働きやすい会社をつくってきたんです。そのために欠かせないのは腰を低くすることだと思っています。社長だからと偉そうにするのではなく、自分が社内で最も気遣いのできる人間になることを常に意識してきました。
 
畑山 他人に優しく自分に厳しい川島社長なら、どんな試練も乗り越えて運送業界のチャンピオンの座に付けるのは間違いありません! ぜひ、今後の目標を教えてください。
 
川島 弊社は1期目の670万円から3期目の3億2000万円まで、驚異的なペースで売り上げを伸ばしてきました。今期はトラックを30台まで増やし、売り上げ5億円を達成するのが目標です。そこからはあえて拡大のペースを落とし、デジタル化や人材育成など社内の基礎固めに力を入れようと考えているんですよ。弊社の成長力は無限大です。今後も試行錯誤を続け、日々、伸び続けることを誰よりも私自身が楽しみにしています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
意識してモチベーションを上げることです。経営者は孤独なものですし、仕事がつらく感じるときもあります。その中で、思考をポジティブにして、モチベーションを上げて仕事に取り組むこと、そして何よりも「気」が大切ですね。
(川島寛也)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 川島運送株式会社
■ 本社 〒610-0314 京都府京田辺市宮津佐牙垣内118
■ 京都山城営業所
(第一車庫)
〒619-0201 京都府木津川市山城町綺田出垣外27-2
■ 京都井手営業所
(第二車庫)
〒610-0302 京都府綴喜郡井手町大字井手小字藪尻48-2
■ 事業内容 一般貨物自動車運送事業/第一種貨物利用運送事業
■ 設立 平成31年4月
■ 従業員数 38名
■ ホームページ https://atcompany.jp/kawashimaunsou/