健康寿命延伸を目指す
理学療法士による整体
健康寿命の延伸へ本気で取り組むため開業

川口 病院でさまざまな症状を抱える患者さんに出会ったことで「なぜその症状が出てしまったのだろう」と考えることが多くなったんです。例えば脳梗塞の後遺症によって体が思うように動かせなくなってしまった場合、そもそもなぜ脳梗塞になってしまったのかを探っていきます。すると、その原因の多くは生活習慣の乱れにあることがわかりまして。ただ、病院におけるリハビリは、すでにまひなどの機能障害が出ている人が対象です。「生活習慣を直しましょう」「食生活を改善しましょう」といった指導よりも、損なわれた身体機能を回復することが当面の目標となります。もちろん、そうしたリハビリも大事です。ただ、健康寿命を延ばすという観点から、病気にならないためのケアに対してより力を入れたいと思うようになったんですよ。
石黒 なるほど、体の不調を抱える人だけでなく、そもそも病気や怪我を防ぐためのケアにご尽力されたい気持ちがあったのですね。私も、健康寿命を延ばすべきだというお話にはすごく共感できます。というのも、私の祖母が割と早い段階から車椅子を要する状態になってしまったんですよ。そうなる前にもう少しできることがあったのではないかと後悔しています。なるべく長く自身の力で動けるよう丈夫な体をつくることの大切さを実感しましたね。
