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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安全を守る消防用設備
時代に合わせた新提案を

 

命を預かる責任感と新しい分野への挑戦

 
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内山 アイデアにあふれる松田社長は、今後についても、さまざまなチャンレンジを考えておられるのではないでしょうか。
 
松田 ええ。その一つがインテリアを引き立てる観葉植物です。先ほどのシャーメゾンのように、今後、ホテルライクなオシャレで上質な建築物が増えると思います。きれいなホテルに行くと、立派な観葉植物が置いてありますよね。あれを同じように、例えば共同住宅の玄関などにもアートすると絵になります。
 
内山 大きな観葉植物を一つ置くだけで、空間の印象ががらりと変わりますね。
 
松田 しかし実際に共同住宅に置くとなると、「水やりは誰がする?」「落ちた葉っぱは誰が片付ける?」といった手入れの問題が出てきて、時には住民同士のトラブルにもつながります。かといって、ありがちなフェイクグリーンは偽物感が強く、あまりオシャレでなく存在が安くなってしまうと思うんです。そこで私が見つけたのが、本物の枝と木にフェイクの葉をつけたリアルな商品です。製造元の会社を調べて商品について研究したところ、なんと生花店の本社ビルにも採用され設置されているくらいです。まず私の自宅に設置して施工事例をつくり、見栄えが良く扱いもとても楽で見事なインテリアアートの実現だとわかったんですよ。
 
内山 生花店がわざわざ半分フェイクの商品を! 品質が本当に良さそうだなぁ。松田社長ご自身でまず導入してみて、本当に良かった商品をオススメされているのも、お客さんにとっては安心ですね。
 
松田 ありがとうございます。製造元の社長に直談判し、業務提携することになりました。まだほかにはない取り組みで、これから少しずつお客様に提案していくつもりです。
 
内山 とても楽しそうな試みだ。消防用設備とはまったく違うジャンルでありながら、多くの方の関心を集めそうです。
 
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フェイクの葉を利用しつつオシャレさも際立つ
松田 会社として「この会社は他社とは違う!」と思ってもらえる要素は必要ですし、多くの人がすでにやっていることより、新しい何かを探して実行することが大事だと思います。時々、周りから「いつも何か違うことを考えている」と言っていただくことがありまして。やはり原点は武田と過ごした日々にあるかもしれません。彼が常にお客様のことを考えていたように、私は私で餅は餅屋、自分ができる精一杯のことをしたいんですよ。その空間で求められることをキャッチして形にします。ただし絶対に忘れないのが、自分の本来の仕事は消防用設備関係だということ。人の命を預かる重大な仕事です。
 
内山 安心・安全かつオシャレな設備が広まりそうですね。こんなユニークなお取り組みは初めて聞きました! 業界で長年当たり前とされている部分に疑問を持つこともすごいですし、何より消防・防災設備を深く理解されている松田社長だからこその発想ですね。全国的にもめずらしい取り組みの数々で本当に驚きます。その原点が、私と同じ格闘技からヒントを得て生まれたというエピソードも非常に感銘を受けました。ぜひ今後も消防・防災設備のリーディングカンパニーとして引き続き頑張ってくださいね。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様の目線でサービスを立案し、その結果にご満足いただくことが最大の喜びです。お客様と意志のキャッチボールがうまくいくと楽しいですね。
(松田泰明)
 
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■ 株式会社MATSUDA 熱海営業所 〒413-0013 静岡県熱海市銀座1-1-6 熱海ニューフジヤホテル地下1F
■ 株式会社マツダ商事 松戸営業所 〒271-0048 千葉県松戸市西馬橋広手町34 ラフィーヌ・太陽201
■ 事業内容 消防用設備等・防災関連業務全般/設計・施工・保守管理(点検)・防火対象物点検・防災管理点検/建築設備等定期検査・特殊建築物定期調査/消防・防火・防災製品販売
■ 設立 株式会社マツダ商事 昭和48年8月
■ 従業員数 20名
■ 主な取引先 株式会社伊東園ホテルズ/積水ハウス株式会社/セントラルスポーツ株式会社
■ ホームページ https://www.matsudagroup.co.jp/