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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

鉄筋工事に誇りを持ち
後進の育成にも注力!

 

厳しい修業時代に学んだことを糧にする

 
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 先ほど堀越社長は東京都の会社で修業していたとおっしゃいましたよね。当時のお話を、ぜひお聞かせください。
 
堀越 現在ではほとんどなくなったものの、私がこの業界に入った当時は、まだまだ鉄拳制裁も当たり前の時代でした。そんな中、とにかく厳しいスパルタ教育でしごかれながら、死に物狂いで仕事をこなし、必死に技術を身に付けてきましたね。
 
 確かに、2000年代初頭といえば、企業のコンプライアンスも現在のように確立されておらず、いわゆる昭和の気風が残っていた時代でしたね。私も10代の頃は、寒空の中で先輩に「鼻水を垂らすな」と注意され、鼻をすすると「すするんじゃない」と、何をしても怒られる理不尽な目にも遭ってきました(笑)。そんな状況でも、気を強く持って耐え忍ぶことで、どんなことがあっても動じない強い精神力が鍛えられたように思います。
 
堀越 嶋さんのお話にはとても共感できます。私も先輩や親方の言うことには、「はい」か「すみません」しか返すことが許されず、意見しようものならすぐに怒鳴られました(笑)。嶋さんと同じく、そのような経験をしたからこそ精神的に強くなったと思います。ただ、そのようなやり方は今の時代には適していませんし、私自身そのような理不尽は繰り返したくないので、現在のスタッフたちとはしっかりコミュニケーションを取ることを大切にしているんです。
 
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 それは素晴らしいですね! やはり時代とともに、世間一般の常識や人の考え方も変わりますし、それによって仕事のやり方も変わってきます。かつては当たり前だったからといって、まったく同じようなやり方を下の世代にも強要するような会社では発展性がないと私は思うんです。だからこそ、堀越社長の方針にはとても感心しますよ。
 
堀越 そう言っていただけると嬉しいですね。もちろん、時には経営者として、現場を管理する者として、厳しく注意することはあります。しかし、決して頭ごなしに一方的に怒るのではなく、双方の意見のすり合わせも心がけているんです。
 
 そんな堀越社長のもとで働くスタッフさんたちは、とても仕事がしやすそうですね!