裁判所書記官を約25年間勤め上げる
坂本 前職は裁判所書記官で、25年ほど勤めていました。
矢部 裁判所書記官という職業は初めてお聞きしました! 裁判官とは異なる職業なんでしょうか?
坂本 ええ。裁判官は、テレビドラマなどでご存じの通り、裁判でのさまざまな判断や判決を出します。一方、裁判所書記官は、原則、裁判官のような判断を行うことはできません。その代わり、裁判の記録の整理や調書の作成などは、裁判官にもできない裁判所書記官独自の権限なんですよ。また、判決原案をチェックするなどの裁判官の補佐的な役割も担っていて、他にも、訴訟などの手続きで来られる方の窓口対応といった業務も行い、いわば、裁判所の屋台骨とも言える役職なんです。
矢部 なるほど、裁判所における縁の下の力持ちなんですね。
坂本 はい。その中で、世の中には法的なトラブルでお困りの方が大勢いらっしゃることを思い知らされる日々でした。
矢部 そんな坂本代表が、裁判所書記官を経て行政書士になるまでの歩みを詳しくうかがっていきたいと思います!