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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ハチの巣駆除に奮闘する 気さくで頼れるお兄さん
ハチのお兄さん 代表 岩佐新太郎

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 岩佐商会の岩佐代表は、関西全域でハチの巣駆除・ハチ退治を行う「ハチのお兄さん」を運営なさっているんですよね。ハチの巣駆除と聞くと非常に専門性が高いイメージです。ハチの巣被害はシーズンも影響するのでしょうか。
 
岩佐 例えばスズメバチは4月頃から巣をつくり始めます。5月ぐらいまでの巣が小さいうちは、お客様が自力で取り除くこともできますので、私はお問い合わせをいただいたお客様の経済的負担を軽くするために、そのことを正直にお伝えしているんですよ。ただ、夏を迎え巣が大きくなってからは無理をすると危険です。怒ったハチに刺されると命を奪われることもあるので、プロにご依頼をいただいたほうが安全ですね。
 
畑山 一度、巣を駆除すれば同じところには二度とつくられないのでしょうか?
 
岩佐 残念ながらそこはハチが好む場所なので、何度もつくられる可能性があります。ですから、私は巣を駆除した後でお客様に再発防止のアドバイスもしています。
 
畑山 それはありがたい! ハチは危険生物という認識はあるものの、一般の方は習性までは理解していませんからね。でも、そもそも岩佐代表はどうしてこの業界に?
 
岩佐 私は日本中を旅するのが好きでした。ある時、宿泊していたゲストハウスでハチの巣が見つかって大騒ぎになったんですよ。その巣は小さいものだったので、私は自ら名乗り出て駆除しました。その際に感謝されたことが嬉しくて、この道に進んだんです。
 
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畑山 当時の勇敢な岩佐代表の奮闘はありがたいものの、ハチに刺されると命に危険が及びますからね。現場では慎重に駆除していただきたいです。
 
岩佐 実際、ハチに刺されるとアナフィラキシーショックと呼ばれる症状になることがあり、最悪の場合すぐに命を落とす可能性もあります。ここで大勢の方が誤解しているのは、アナフィラキシーショックは2回目に刺された時に起きるもので、1回目なら大丈夫という情報。しかし、本当は1回目で発症することもありますし、重症化するケースはむしろ1回目のほうが多いという報告さえあるんです。