紆余曲折を経て父と共に家具づくりを開始
光永 はい、もともと家具職人だった父が1982年に創業しました。私はそんな父の姿を見て、昔から自分が跡を継ぐ気でいたんですよ。ところが、とある事情で父と喧嘩してしまいまして。結局社会人第一歩目はパソコン販売企業に就職しました。といっても1年で辞めてしまったんですけどね(笑)。その後、30歳過ぎまで飲食業界に勤め、人付き合いの楽しさを知って営業のノウハウを磨いた私は、独立を考えるようになりました。ただ、そんな中トラブルに巻き込まれてしまい、退社を余儀なくされてしまったんです。
小倉 それは大変でしたね。人生の岐路に立たされた光永代表がその後どう行動されたのか気になります。
光永 当時の私はすでに結婚していて子どもも誕生したばかりでしたし、生活を維持するためにもA・1インテリアで働くことを決めました。一度衝突した父とはその頃もまだ関係を修復できていなかったものの、家族を守るべく頭を下げましたね。それから、父の家具づくりを手伝うようになったんです。