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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自在にカスタマイズ!
夢が広がるコンテナ活用

 

普及に注力! コンテナが描く新たな未来図

 
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駒田 ずっと温めてきたコンテナ事業が実際に始動し、手応えはいかがでしょう。
 
齋藤 ありがたいことに、いろいろな方面からお話をいただいています。不動産や飲食店からの問い合わせも増えていますし、駐車場や倉庫としての利用や、最近ではキャンプ場でも使っていただいていますよ。
 
駒田 用途が幅広いから、ビジネスチャンスも多いわけだ。
 
齋藤 比較的、価格も手頃で、今だとコンテナ1個50万円程度。鉄の相場により価格が変動するので、安い時は15万円あれば買えてしまう時期もあるほどです。しかも、コンテナは不要になったら売ることが可能なんですよ。
 
駒田 普通の店舗だったら、店じまいとなると撤去作業が必要となり大変です。その点、コンテナだと壊す必要がないので費用を抑えることができ、さらに売ることもできてしまうとは。それは店側としては、かなりのメリットですね。
 
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齋藤 そうですね。飲食業界と長く関わってきて、最近感じるのは、出店と閉店のサイクルが短くなっているということです。内装でせっかくいいものをつくっても、1年で出ていってしまうなんてこともざらにあります。撤去すればごみも多く出ますし、このサイクルをずっと続けていっていいのかという思いを抱いていました。その点、コンテナなら、使いたい場所に置いて、もし不要になっても、またどこかで使うことができるので、これからの時代に合っているのではないでしょうか。
 
駒田 近隣の環境の変化によって、次第に需要がなくなるというのは、飲食店だと特に顕著かもしれません。需要のある別の場所にコンテナごと移動するというのは、これまでにない新しい店舗の形になりそうです。これからが本当に楽しみですよ。齋藤社長ご自身は、今後どのようなビジョンをお持ちですか。
 
齋藤 いろいろなところで、コンテナをさまざまな使い方をしてもらって、それを見た人に新たにインスピレーションを感じてもらう。その繰り返しで発展していくと思うので、まずは周知に力を注ぎたいと考えています。少しずつではあるものの、コンテナに注目が集まっていて、震災の跡地でコンテナを活用したいというお話もいただいているんですよ。使い方に枠を設けず、本当に自由に、お客様が使いたいように使っていただきたいですね。
 
駒田 柔軟な発想でユニークな取り組みをなさっていて、今日はお話をうかがっていて本当に楽しかったです。自由度が高く、コストパフォーマンスにも優れたコンテナのニーズは絶対にあると思いますし、日本にコンテナ文化が定着する日も近いのではないかと感じました。今後のご活躍に期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仲間と、楽しいと思えることを創造すること。新しい価値を創造し、「楽しい」を形にしていく。それが社名の由来でもある“未来図”になっています。
(齋藤裕昭)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 有限会社未来図
■ 本社 〒240-0061 神奈川県横浜市保土ヶ谷区峰沢町361-10
■ 事業内容 内装仕上げ工事業/派遣業/飲食業/コンテナ事業 他
■ 設立 平成18年3月
■ 従業員数 10名
■ 主な取引先 有限会社ショウビ建装/株式会社/yスタイル/株式会社銭八/株式会社大明電気/株式会社黒沼設備/株式会社三喜/株式会社槙運輸/株式会社ワイエス/エアブリーズシステム
■ ホームページ https://miraizu.net