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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

つながりを大切にする 相棒のような不動産会社
株式会社BUDDY 代表取締役 伊藤蒼紀

 
プロフィール 大阪府出身。離婚直後の2000年代初頭は家を購入しようとした際に大手不動産会社から相手にされず、独身女性が家を買うハードルの高さを知る。その悔しさをバネに、2002年に不動産会社に就職。約15年間勤務してキャリアを積むとともに、不動産業の知識とノウハウを得た。その後、周りの後押しもあり2016年に独立、(株)BUDDYを設立。協力会社などと連携することにより、不動産にかかわる業務全般に対応している。【ホームページ
 
 
 
大阪府で不動産業を営む株式会社BUDDY(バディー)の伊藤蒼紀代表取締役は、男性社会としての風潮が色濃く残る不動産業界において、確固たるキャリアを築き上げてきた。その背景には、自身が家を購入する際に苦労した経験から、不動産購入を希望する母子家庭や独身女性の力になりたいという強い思いがあると言う。社名の通りにバディを組むようにして顧客や協力会社との信頼関係を築き、持ち前の明るさと誠実な対応で不動産業界を邁進する伊藤社長に、仕事に対する思いを聞いた。
 
 
 

顧客や協力会社とバディを組む

 
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インタビュアー 八木裕(野球解説者)
八木 本日は大阪府で不動産業を営む、株式会社BUDDYの伊藤社長にお話をうかがいます。不動産会社で女性が代表を務めておられるのは珍しい気がしますね。
 
伊藤 そうですね。昔から不動産業界は男性社会ということもあり、活躍する女性はそう多いとは言えません。実は私は、もともと不動産業界を目指していたわけでも、経営者を目指していたわけでもないんです。20年ほど前、離婚後に将来を見据えて家を購入しようとした際に、当時は独身の女性客は大手不動産会社でまったく相手にされないという悔しい経験をしました。その後無事に家は購入できたものの、こうした状況を変えたくて、不動産業界に飛び込んだんですよ。そうしてがむしゃらにキャリアを積み、周りの後押しもあって独立し、2016年に弊社を設立しました。現在、大阪府一円を営業エリアとして業務を行っています。
 
八木 今年2021年で設立からちょうど5周年ですか。ご自身の悔しい経験をバネに不動産業界に飛び込み、男性社会の中でも臆せず立派に活躍なさっていて素晴らしいですよ。社名のBUDDYとは、英語で相棒や仲間といった意味ですよね。
 
伊藤 はい。お客様が求める条件に合う物件をただ一方的に紹介するのではなく、お客様と一緒に頑張って理想のお家を探していくという思いを込めました。また、弊社では不動産にかかわるご依頼であればなんでも受け付けており、設計士の方やリフォーム業者さんなど、協力会社やスタッフとも力を合わせて業務を行っていくという思いでもあるんです。