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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

新たな社是【心で運転】
を胸に事故を半減!

 

物流業界のイメージ改善に尽力

 
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水野 首都圏を中心に半世紀以上に渡り、食料品輸送を手がけてきたタムラさん。田村社長が2代目に就任してから会社に変化もあったと想像します。
 
田村 そうですね。先代である父の経営方針だった誠実で実直な事業運営を守りながら、スタッフの働く環境の改善に尽力してきました。根強く残っている、「物流業=ブラック」という一般的なイメージをなんとか払拭したいと思っています。所長の矢島は父が代表だった頃から働いてもらっているんですよ。
 
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矢島美雪氏
矢島 私が所長になる前は、会社全体の雰囲気が暗いといいますか、スタッフ同士のコミュニケーションも今ほど円滑ではなかったと思います。当時の所長は明るい方だったので、どうしてなのか、不思議な感覚でしたね。
 
水野 一般的に物流業界のイメージは、体育会系の印象が強いように思います。そういったところも関係あるかもしれません。女性の矢島所長から見て、そういった点はどうでしたか?
 
矢島 昔ながらの業界の雰囲気はあったかもしれません。でも今は、昔よりもスタッフ同士のコミュニケーションがスムーズですから職場の雰囲気も良く、和気あいあいと楽しく働いていますよ。
 
田村 そういってもらえて安心しました(笑)。
 
水野 荻原さんはいかがですか?
 
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荻原真治氏
荻原 私も同意見です。最初は営業所ごとに意識がバラバラで、独立した運送会社のような感じでした。でも今は違います。私も含め、ここの現場のスタッフは所長の矢島について行こうとみんな思っています。私は他社から田村にヘッドハンティングされて入社しまして、最初の指示は会社の雰囲気を変えてほしいというものでした。
 
水野 ということは、田村社長も、会社の雰囲気を改善したいという思いがあったんですね。
 
田村 ええ。ですから、各上長と連絡が取れなければ、現場まで行って「大丈夫!?」と安否確認から始めたんですよ。それくらい親身な対応をしていると、おのずと雰囲気も変わり、今は本当に素晴らしいチームワークが醸成されたと思います。