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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

日本全国に業務を広げる
排水処理設備の専門会社

 

会社は全員で動かしていくもの

 
狩野 御社で働く人材に興味を持つ方も多いと思います。そこでここからは営業部の関岡直樹さん、設備部主任の財津啓太さん、そして礒部社長のご子息で現在は大学生、アルバイトとして働いている和希さんにもお話をうかがいます。まず聞きたいのは、やはり仕事のやりがいですね。
 
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関岡直樹氏
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財津啓太氏
関岡 営業としてお客様と会社の間に立ち、双方に貢献できるところですね。お客様から喜んでいただき、会社に利益をもたらすという、両者Win-Winの関係を構築できたときが楽しいと感じる瞬間です。
 
財津 私もお客様に喜んでいただけたときにやりがいを感じます。それ以外では、例えば自分で出したアイデアに挑戦させてもらえて、それで好結果が出たときですね。ちょっとしたことですけれど、エンジニアとしての醍醐味だと思います。
 
狩野 そのちょっとしたことが大事なんですよね。野球選手がたった1本のヒットを打つために辛い練習を頑張れるのも、ファンの方の笑顔のためという理由があります。和希さんはまだ大学生だそうですね。この会社で働いて、何か感じたことはありますか?

礒部(和) 自分から意見を提案すれば、「やってみよう」と後押ししてもらえる社風がいいなと感じました。もちろん提案には明確なビジョンを持っていることが前提なので、私自身、自分の考えを論理的に組み立てようという意識がつきました。
 
狩野 21歳とは思えない頼もしい考えをお持ちだ!
 
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礒部和希氏
礒部 何か欲しいものがあるときはプレゼンさせるなど、厳しく育てた甲斐があったかもしれません(笑)。
 
狩野 母としての礒部社長の横顔が垣間見えました(笑)。でも、スタッフに仕事に対する熱意や、それを業務に落とし込む具体性があれば、きちんと意見を汲み取ってくれる体制が整っているのはいいですね。そのような、建設的な議論を行えるのが健全な組織のあり方だと思います。
 
礒部 トップダウンではなくそうなるといいですよね。私は女性経営者という枠にくくられがちですが、実際はプロ意識をもって仕事に取り組む職業人に、男性も女性もないと思うんです。女性らしくきれいに、仕事を丁寧にしあげるとか、そういうところは活かしてもいいけれど、「女性は現場に出なくていいから社内にいなさい」というのはおかしいと思うんですよ。“女性経営者”とわざわざ“女性”という言葉を冠し、カテゴライズして語られることに違和感を覚えることはありますね。
 
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狩野 確かに、あえて“女性”とくくらなくていいですよね。経営者は経営者ですから。そんな礒部社長に勇気づけられる女性も多いんじゃないかな。
 
礒部 だとしたら本当に嬉しいですね。ヘルメットを被って現場に出るような私の姿から、仕事に対する情熱や真面目さに性別は関係ないというところを感じてもらえればと思います。だからこそ今後も、現場仕事は男性という古い考えを持たず、女性を積極的に雇用していきたいですね。