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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域の健康寿命をのばす
運動型デイサービス

 

ボクシングで培った体力と精神力が強み

 
木の香りがして癒される快適空間で運動を!
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内山 お聞きしたところによりますと、芦川社長は、私の地元、春日部市の近くにある西武台千葉高校のご出身で、しかもボクシングをされていたそうですね。私の通っていた花咲徳栄高校と西武台千葉高校は車で数十分の距離でしたし、合同練習も何度かしたことがありましたよね。芦川社長は私とは同世代ですし、絶対、練習場ですれ違っていたと思いますよ(笑)。それでは、ボクサーから今に至る歩みを教えてください。
 
芦川 私は高校時代からボクシングを始めて、大学在学中にプロデビューを果たしました。卒業後は、トレーニングについて学ぶため東京体育専門学校へ進学したんです。実は専門学校時代は、勉強に専念するため、ボクシングの試合からは遠ざかっていたんですよ。朝の3時から朝刊を配り、昼間はトレーニング施設のほかに、障害を抱えた子どもの支援をするアルバイトもしていました。住居は新聞販売所の2階で、4畳もないくらいの部屋で家賃は無料でしたが、生活費や学費はもちろん、その他の勉強にかかるお金もすべて自分で稼いでいたので新聞配達でもらえるお金だけでは足りなかったんです。ですから、その後は、夕刊の配達もして、学校は夜学でした。さらにその後にボクシングジムに通うという生活をしていたんです。
 
内山 かなりのご苦労をされたんですね。その後はどうなさったんでしょう。
 
芦川 学校を2年で卒業した後、トレーニング指導をする会社に就職してボクシングもプロとしての活動を再開しました。卒業後の1年は家賃を払う余裕がなかったので、会社で週6日働きながら新聞販売所の2階に住まわせていただくために、朝の3時から朝刊の配達を週6日していました。ボクシングの練習も週6日。試合が近くなれば減量も始まりましたし、休みも寝る間もない、試合前は食べることや飲むこともできないという、今思えばすごい経験をさせていただきましたね。その中でプロ初勝利を掴み、「自分に勝つ」という大切なことを学べたんです。まさに自分との闘いのような生活でした。
 
内山 それはハードだ! でも、そうした苦労が、強靭な体力と精神力が培うんですよね。プロボクサーは何歳まで続けたんですか?
 
芦川 2010年ですから、ちょうど30歳までですね。
 
内山 ということは、ちょうど私が世界チャンピオンになった頃ですよ。何だか不思議なご縁を感じます。こちらをオープンしたのは何歳のときでしょう?
 
芦川 33歳のときに、けんこうかんソレイユを開設しました。今年2021年で、開設して9年目になります。
 
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内山 お若いうちから経営者として頑張ってこられたのですね。芦川社長は温和な雰囲気なので、利用者さんも安心して通えていると思いますよ。ご高齢の方と接するにあたり、特に気をつけていることや大事にしていることを教えてください。
 
芦川 高齢の方はどうしても足腰が弱くなっているので、ケガをしないようにそれぞれの体力や機能に合わせて、無理のない運動をしてもらうよう心がけています。中には今までまったく運動をしてこなかったという方もいらっしゃるので、少しずつ様子を見ながら進めていくことが大事です。また、人生の大先輩だという敬意を持って接していますね。
 
内山 素晴らしいですね。きっとその思いは伝わっていると思いますよ。やりがいを感じるのはどんなときですか?
 
芦川 歩けるようになったり、元気になったりするお姿を見たときですね。表情もどんどん明るくなってくるのがわかるんです。「ここに来ることが一番の楽しみ」と言ってもらえたときは、本当に嬉しいですね。