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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

通信事業をメインに据え 若手社員の挑戦を後押し
ファノーヴァ合同会社 CEO 加藤健太

 
プロフィール 北海道北斗市出身。IT関係の会社を経営していた父親の影響から、幼少期よりパソコンを独学。美容師から一転してシステム会社を設立するも、一からモバイル事業を学ぶため大手企業に就職した。十分な知識と経験を積み、2019年にファノーヴァ(同)を設立。チャンスがあれば失敗を恐れずチャレンジする精神で従業員一丸となり、幅広く事業を展開している。【ホームページ
 
 
 
「従業員には自由な発想でやりたいことに挑戦してほしい」と語るのはファノーヴァ合同会社の加藤健太CEO。人対人の仕事だからこそ、楽しい時間を提供できる人材の育成に力を注いでいる。また、チャンスを活かせるかどうかはその人次第という考えで、従業員からの提案にはすべてOKを出すという。20名の従業員にはその行動力がしっかり備わっていると自負する加藤CEOに、ユニークな事業内容から今後の展望までじっくりとうかがった。
 
 
 

平均年齢25歳! 若手が活躍する会社

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 通信事業やWeb事業を手がけるファノーヴァ合同会社さんにお邪魔しています。まずは加藤CEOのこれまでの歩みから教えてください。
 
加藤 私は、父がIT関係の会社を経営していたので、幼い頃からパソコンに親しんでいたんです。一度は美容師になったものの、自分がつくったものを世の中に残したいという気持ちから、1年間システム関係を独学して26歳のときに最初の起業を果たしました。
 
宮地 そちらの会社は何年ほど続けられたのでしょう。
 
加藤 30歳までの5年間ですね。ちょうどそのとき大手企業がモバイル事業を始めようとしていたので、一から学ぶつもりで、常勤スタッフから始めました。4年ほど働いて退社し、昔から付き合いのある株式会社アプクロさんに背中を押してもらう形で、2019年5月にファノーヴァ合同会社を設立したんです。2020年1月現在で社員は20名、全員正社員です。平均年齢25歳の若手がそろっていますよ。社名は「楽しい」を意味するFUNと「新星」を意味するNOVAを組み合わせた造語で、名前のとおり未経験者を積極的に採用してみんなでファノーヴァカラーをつくっています。