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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

補聴器を通じ生活を支え 人生をより楽しいものに
株式会社小金井補聴器 代表取締役 鶴田広幸

 
プロフィール 熊本県出身。学業修了後、接客業に興味を持ち珈琲専門店に就職。3年後からは店長も務める。就職と同時に手話の勉強を始め、聴覚障害者との交流も深めていく。20年働いた珈琲専門店を辞した後、転職して補聴器販売会社や補聴器メーカーなどで勤務。補聴器に関する知識や技能を高めた。その後独立し、2018年に(株)小金井補聴器を設立。認定補聴器技能者、手話通訳士の資格も有している。【ホームページ
 
 
 
東京都小金井市に店舗を構える株式会社小金井補聴器は、手話通訳士のいる補聴器専門店だ。代表取締役である鶴田広幸氏は手話を勉強し、聴覚障害者との交流を深めたことで長年勤めた珈琲専門店を退職し、補聴器業界へ入ったという。日本の補聴器の普及率は決して高くない中、「聴力が低下した高齢者や、難聴の方の人生をより良く、より楽しくしたい」と語る鶴田社長に、その思いをうかがった。
 
 
 

補聴器は信頼のおける店で購入を

 
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インタビュアー 川上麻衣子(女優)
川上 東京都小金井市にある、株式会社小金井補聴器さん。お店の雰囲気がとても明るくて、良い意味で補聴器専門店には見えませんね。
 
鶴田 ありがとうございます。聴覚障害を持っている知人の大工につくってもらったんですよ。今のお言葉からすると、川上さんはこれまでに補聴器を取り扱う店に行ったことがあるんでしょうか?。
 
川上 ええ。以前、父の耳が聞こえづらくなり、会話に支障が出るほどでしたので、補聴器を買い求めたんです。
 
鶴田 そうだったのですね。その後、続けてご使用なさっていますか?
 
川上 はい。最初はめんどくさがってすぐに装着しなくなるのではないかと心配していました。でも、現在でもしぶしぶながら使用しています(笑)。
 
鶴田 それは良かったです。補聴器は、どんな器種を買うかよりも、誰から買うかのほうが大事なんです。と言うのも、装着すればすぐ聞こえるようになるものではないからなんですよ。人によって聞こえにくい音、聞こえやすい音はさまざまあり、購入してからしばらくは、小まめに調整していく必要があるんです。ですから、アフターフォローが万全な信頼のおける店を選んでいただきたいと思います。