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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

1貫の寿司に心を込めて最高のタイミングで提供
寿司処あさひ奈 代表 朝比奈隆

 
プロフィール 愛知県出身。愛知で生まれ、大阪府のミナミで育つ。実家は飲食業を営み、幼少期より料理に関心を持っていた。高校卒業後、20歳のときに寿司屋に弟子入り。20年の修業期間を経て2015年に独立し、寿司処あさひ奈を開店する。天然ものにこだわった新鮮な旬の寿司をにぎり、自身の確かな調理の腕前と丁寧で親しみやすい人柄で人気を博している。【ホームページ
 
 
 
20年にわたる厳しい修業時代で学んだのは「最適なタイミングを見極めること」と話すのは、「寿司処あさひ奈」の店主である朝比奈隆代表だ。丁寧で親しみやすい人柄から、カウンター越しに顧客との会話が弾み、閉店時間を過ぎることも多いという。「四季折々の旬のにぎりを、最もおいしいタイミングで召し上がってほしい」と、1貫1貫、心を込めて寿司をにぎる朝比奈代表に、仕事への思いをうかがった。
 
 
 

今しかないというタイミングを見極めて独立

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 大阪府大阪市の京橋近くにある「寿司処あさひ奈」さん。まずは朝比奈代表の歩みからお聞きします。ご出身は愛知県だとおうかがいしました。
 
朝比奈 ええ。母親の実家が愛知でして。生まれてすぐに父親の地元である大阪のミナミに移ったので、愛知での記憶はほとんどありませんね(笑)。ミナミの実家では、飲食業を経営していました。ですから、振り返ってみると、幼い頃からおいしいものや料理をつくることには関心が高かったように思います。
 
タージン なるほど。それで自然と舌が肥えていったんですね。それでは、お寿司屋さんになった経緯はなんだったんでしょうか?
 
朝比奈 高校卒業後、居酒屋でアルバイトをしていたときに将来のことを真剣に考え、20歳で寿司屋に修業に入ったんです。それから、当店を開店するまで20年かかりました。
 
タージン ほう、20年ですか。その間に学んだことはたくさんありそうですね。
 
朝比奈 そうですね。修業時代は我慢をしながら、いろいろなことを学びました。職人としての技術はもちろん、我慢をすること、そしてタイミングを見極めることの大切さが身につきました。こうして開店できたのも、我慢を重ねたうえで「今だ!」という、ちょうど良いタイミングを見極められたからだと思っています。